【2025年】バンコク郊外でコンドミニアムを購入したほうがいい理由
バンコクには今、約60万戸近いコンドミニアムが存在すると言われています。2025年現在でも、その数は増え続けており、特に王宮やヤワラートなどの旧市街よりも、シーロムやスクンビット、新たに整備されたBTS・MRT沿線の郊外エリアに集中している印象です。
かつて「外国人が購入するなら中心部」という時代がありましたが、いまでは価格高騰が続き、正直、中心部では日常的に住まうには厳しい…と感じるようになっています。
とはいえ、便利さやアクセスの良さはバンコク生活に欠かせない。「だったら、郊外で手の届きやすい価格帯のコンドミニアムを選んで、鉄道網を活用して快適に暮らすスタイルこそが、2025年らしい選択だなぁ」と、筆者は感じています。
この記事では、「なぜ郊外のコンドミニアムがおすすめなのか」を、リアルな現地体験とともに最新事情を交えてご紹介します。
バンコク郊外コンド購入のチェックポイント
1. 鉄道沿線かどうかは必須の条件
バンコクの生活に欠かせないのがBTSやMRT。渋滞が激しいバンコクでは、電車が生活の命綱と思えるほど。
とくに2025年現在では、MRTオレンジライン(文化センター〜ミンブリー)やBTSイエローラインの一部区間が開業し、郊外から都心へのアクセスがさらにスムーズになりました。
たとえば「郊外で静かだけど鉄道一本で都心に出られる」場所なら、車がなくてもストレスゼロに暮らせます。
2. 日常の買い物がスムーズかどうか
郊外エリアでも、駅前に大型スーパーマーケットや便利なローカル市場(タラート)があるかどうかで暮らしやすさが変わります。
たとえばオンヌット駅前には「Tesco Lotus」に加えて、近年は日系スーパー「UFM Fuji」も進出し、日本の食材も手に入るようになりました。
こうした環境なら、買い物の不便さから解放されて、より暮らしが豊かになる感じがします。
3. 空港アクセスが良好かどうか
帰国や出張が多い方には空港へのアクセスも重要。
・スワンナプーム空港(国際線中心)
・ドンムアン空港(LCC・国内線中心)
ともに鉄道やエアポートリンクが整備されていますが、渋滞時には車での移動が遅くなることも。
たとえば、2025年に延伸されたMRTAレッドラインを利用すれば、ドンムアン空港への鉄道アクセスが格段にラクになるなど、郊外選びにも変化が出てきています。
2025年版:コンドミニアム価格と投資回収の目安
中心部の高級コンドミニアム(シーロム、スクンビット、チットロムなど)は、1平方メートルあたり10万〜12万バーツ超が当たり前。
50㎡ほどの1ベッドなら、5,000万バーツ(約2,100万円)の購入価格も珍しくなく、賃貸に出すと月10〜12万バーツくらいの家賃設定になります。
一方、郊外なら同じ広さのユニットが300万〜400万バーツ(約1,200万〜1,600万円)で購入可能。
賃貸回収を考えると、想定家賃15,000〜20,000バーツで契約すれば、価格比約200倍という投資リターン目安もクリアできるケースも増えていて、投資用としての現実性が高まっています。
郊外購入のメリット、2025年のリアルを添えて
- 中心部に比べて、同じ予算で広さや空間がゆったり
- 鉄道網の拡充で、都心とほとんど変わらない通勤圏に
- ショッピングセンターやローカル施設も増え、日常が便利に
- セキュリティやプールなど、設備充実の素敵な物件が多い
- 投資目的としても、賃貸需要と価格回収のバランスが良い
「都心の便利さか、郊外の快適さか」――そんな選択を迫られたら、私は間違いなく“郊外派”。
静かな朝、BTSで軽やかな音を聞きながら都心へ。夜はゆっくりと設えられたバルコニーで風に包まれる…そんな暮らしに心がほどける気がするからです。
バンコク郊外でおすすめのエリア4選(2025年版)
1.オンヌット〜ウドムスック
BTSスクンビット線沿いでアクセス◎。メガバンナーやセントラルビレッジ、トレンド市も近く、買い物も食事も充実しています。
2025年には「The Base Sukhumvit 77」など、デザイン性が高く、外国人にも人気のコンドが続々完成中です。
➡参考リンク:メガバンナー / セントラルビレッジ / The Base Sukhumvit 77
2.トンブリエリア
チャオプラヤー川沿いに広がるリバーサイドエリア。ICONSIAMやAsiatiqueなど、おしゃれでリラックスできる商業空間が魅力です。
BTSゴールドラインや航路が整い、都心や空港へのアクセスも快適に進化しています。
➡参考リンク:ICONSIAM / Asiatique The Riverfront / Ideo Rama 9
3.チャトチャック&北部エリア
週末マーケットで有名なチャトチャックの賑わいはもちろん、周辺には大型ショッピング施設が充実。
BTS+MRT交差点があり、通勤利便も良好。再開発が進んでおり、住みやすさと未来性を兼ね備えています。
➡参考リンク:チャトチャックマーケット / セントラル・ラップラオ / Century Tao Poon
4.バンスーエリア
東南アジア最大級の鉄道ハブ駅「クルンテープ・アピワット中央駅」が2025年に完成し、未来を感じる場所になりました。
鉄道の交差点として、都会の便利さと郊外の余韻が一緒になった、新しい暮らしの形を感じます。
➡参考リンク:タイ国鉄公式 / The Origin Ratchada-Ladprao
まとめ:私の感想
この1年、バンコクの郊外を巡るうちに「暮らしの快適さは、住む場所の広さや静けさの中にもある」と強く感じるようになりました。
鉄道の便利さ、買い物のしやすさ、緑のある静かな毎日。中心部にはない“小さな豊かさ”が、そこには確かにある。
もしあなたが「投資もしたい、暮らしも楽しみたい」と考えているなら、郊外コンドミニアムは心と財布、両方に優しい選択だと、私は思います。