タイなら快適!?タイでのリアルな1ヶ月の生活費はこれくらいです!【2025年最新版】
最近はタイへの移住が注目を集め、生活費に関する記事を多く目にします。
でも私がその記事を読んでみると、「食生活が違うな」「それで本当にやっていけるのかな」と感じることも。
もしかしたら、私が使い過ぎているのかも?
今回は、タイ=生活費が安いから住みやすい!ということをアピールせず、私のリアルな1ヶ月の生活費を2025年の今の感覚でお教えしたいと思います。
タイなら快適!?タイでのリアルな1ヶ月の生活費はこれくらいです!
家賃
生活費の中で最も割合の多いのが、家賃ではないでしょうか。
私の家賃は、ずばり16000バーツ。
現地採用のなかでは、ちょっと高めのほうだと思います。
みんなの家賃を聞いてみると、1万バーツちょっとが平均でした。
タイの現地採用の最低賃金は5万バーツ。
家賃は生活費の3分の1なんてよく耳にします。
その言葉から考えると、家賃1万バーツは安いうちに入りますね。
2025年時点では、駅近・新しめ・プールやジム付きのコンドだと15,000〜22,000バーツが“今どき価格”。
駅から少し離れて築年数を妥協すれば、8,000〜12,000バーツ台にも出会えますし、ルームシェアという選択なら更に下げられます。
初期費用は家賃2か月分のデポジット+前家賃1か月が目安なので、渡航前に貯蓄を用意しておくと焦らず選べます。
食費
次に大事なのが、食費。
屋台で食べると、1食40バーツ(約150円)くらいです。
3食が屋台で済ませられれば、食費も安くあがるのでしょう。
でも私、どうしても屋台飯やローカル食堂での食事が苦手で。
屋台をまったく利用しない、平日は自炊、お昼もお弁当を持参している私の食費です。
タイではちょっと珍しいパターンかもしれません。
醤油やだしの素、その他日本の調味料を使ったりするので、あまり安上がりではありません。
それにスーパーのお肉など、むしろ日本より高いのではと思うほど。
最近、野菜は市場で買うようになりました。
野菜やフルーツは市場で買うとスーパーの約半額。少しは食費が助かっているのかもしれません。
きっちりと家計簿を付けていないので大体の数字ですが、食費とトイレットペーパーなどの雑費を合わせて9000バーツくらいでしょうか。
この食費には、週末に友達と食べに行くディナーやランチなど、外食の出費は含まれていません。
2025年の肌感覚では、屋台は50〜60バーツ、フードコートは60〜90バーツ、カフェ系ランチは200〜350バーツが目安。
輸入調味料は割高なので、醤油・味噌・だし・好きなスパイスは日本から持ち込むとコスパが上がります。
自炊派なら、乾物・冷凍保存・作り置きがしみじみ効きます。週末に下味冷凍しておくと、平日がずいぶんラクに。
光熱費
光熱費として毎月出費するものは、電話代とインターネット代、水道代と電気代です。
これは、本当に人それぞれ。
私の電話代は、1ヶ月約300バーツ。家のインターネット代は600バーツ程度です。
通信速度を気にする人は、もっと高くなるでしょう。
水道代は、月に20バーツか40バーツ。それほどかかっていませんね。
人によって大きく差が出るのが、電気代です。
私はエアコンが好きではないので、家ではほとんどエアコンをつけません。
1ヶ月の電気代は、約300バーツ。低すぎて、人に言うとびっくりされます。
家にいるときはエアコンを必ず点けるという人は、1000バーツを超すかもしれません。
私の光熱費を全部足すと、月1200バーツ程度。
かなり低いので、参考にならないかも?
(コンドミニアムでの費用です。アパートではもう少し高くなるのでご注意を。)
2025年は猛暑日が増え、エアコン代が嵩みがち。除湿運転・サーキュレーター併用・就寝時はタイマーで、体もお財布もやさしく。
交通費
BTS・MRT・バスを組み合わせれば、通勤通学も十分可能。
私の目安は月1,200〜1,500バーツ。配車アプリは便利ですが、毎日使うと一気に跳ね上がるので“雨の日のご褒美”くらいにしています。
渋滞対策に通勤時間をずらす、スカイウォークを賢く使う、歩く日を作る——小さな工夫の積み重ねが節約へ直結します。
医療費・保険
海外生活では、備えが安心につながります。
私の場合は海外医療保険で月3,000バーツほど。私立病院は綺麗で通訳サービスもあり安心ですが、診療費は日本の感覚より高め。
持病や歯科の定期検診など、帰国時にまとめて済ませる人も多い印象です。
通信・サブスク
スマホは無制限プランで月350〜600バーツ、ホームWi-Fiは600〜800バーツが目安。
気づけば動画・音楽・クラウド…とサブスクが増えがち。四半期に一度は“解約デー”を作って見直すと、静かに効いてきます。
娯楽・美容・交際費
上に挙げた生活費を全部足すと、約2.5万バーツ。
それだと給料は大分あまるはずなのに、いつも月末は金欠になります。
それは何故なのか?
貯金や生命保険の支払いもありますが、多分、週末の食費や遊びに使っているお金が多いのでしょう。
週末友達と飲みに行ったりすれば、1回につき1500バーツは使います。
タイのローカルの飲み屋に行けばもっと抑えられるでしょうが、私たちが行くのはイタリアンや日本の居酒屋。
月に1回の美顔、週に1回のマッサージも欠かせません。
そう、ここまで読んできて分かるかとは思いますが、私はちょっと贅沢な生活をしています。
外食は1回1,200〜1,800バーツ。美容院は月2,000バーツ、マッサージは1時間350〜600バーツで、つい「今日も頑張ったし…」と足が向きます。
国際送金・貯蓄・為替
円安・バーツ高の波に揺られやすいのが在タイ生活のリアル。
私は“二軸貯蓄”を心がけていて、タイ口座にも日本口座にも毎月それぞれ一定額を積み立てます。
送金は手数料とレートの両方を見るのがコツ。まとめて送る月・送らない月を作ると、為替の波に少しだけ優しくなれます。
生活モデルケースと合計の目安
■私の“ちょっと贅沢・快適”モデル
家賃16,000〜18,000/食費・雑費10,000/光熱通信1,500〜2,000/交通1,500/保険3,000/娯楽・美容4,000〜6,000 → 合計40,000〜43,000バーツ前後。
■“節約しつつ心地よく”モデル
家賃9,000〜12,000/食費・雑費7,000〜8,000/光熱通信1,300〜1,700/交通800〜1,200/保険2,500〜3,000/娯楽・美容2,000 → 合計23,000〜28,000バーツ程度。
同じバンコクでも、選び方次第でこんなに変わる。これが“タイ生活の自由度”だと思います。
小さく効く、私の節約ワザ
- 市場+スーパーの“はしご”で、野菜と日用品を使い分ける。
- Grabは“雨の日と荷物が多い日だけ”と決める。
- サブスクは四半期ごとに棚卸し。使っていないものは一旦解約。
- エアコンは除湿メイン&扇風機併用。就寝はタイマーで。
- 調味料・常備薬・化粧品は“お気に入り”だけ日本から持参。
その他・そしてまとめ
食費と家賃、遊びを含めると、1ヶ月に使うお金は4万バーツちょっとといったところですね。
タイでの生活は、どう暮らすかによって生活費に大きく差が出ます。
生活費についての記事を読むときは、その人の食事の内容や遊び方などに注意をしてみるといいかもしれません。
そして何より大事なのは、“心地よさの基準は人それぞれ”ということ。
私は、少し贅沢でも自分がご機嫌でいられる支出にはYESを。削っても心は満たせないと感じるものにはNOを。そんなふうに線引きしています。
私の主観ですが、タイ生活は「節約しようと思えばいくらでもできるし、楽しもうと思えばいくらでも広がる」——この余白が、いちばんの魅力。
あなたの“ちょうどいい暮らし”を、タイというやわらかな熱気の中で見つけてみてくださいね。