願いが叶うかも!?歩いて巡れるバンコクパワースポット6選【2025年版】
仏教信仰の厚いタイでは1日に9つの寺を巡礼すると運気がアップすると言われています。
これはタンブン(徳を積む)という仏教的な考え方のひとつで、信仰心の厚いタイ人は今でも日常の中で「タンブン」を静かに続けています。
ただ、旅の限られた時間の中で9つの寺院を回るのはなかなか大変。そこで今回は、ショッピングの合間に“歩いて”サクッと巡れる、BTSチットロム周辺のパワースポットを6か所、私なりの視点でご紹介します。
恋愛成就から仕事運、厄除け、学業成就まで、願いごとは人それぞれ。小さな祈りが積み重なるように、1スポットずつ丁寧にお参りしていきましょう。
願いが叶うかも!?歩いて巡れるバンコクパワースポット6選!
エラワンプーム
チットロム駅前交差点の一角、「グランドハイアット エラワン バンコク」の隣にある、バンコクでもっとも有名な祠のひとつ。
祀られているのはブラフマー神(梵天)。恋愛・仕事・健康・金運…願いのジャンルを選ばない“懐の深さ”で、2025年の今も朝から晩まで参拝客が絶えません。
ときどき境内でタイの伝統舞踊が奉納されているのを見かけますが、あれは願いが叶った方がお礼として依頼した舞。私もいつかあの踊りをお願いできるように、具体的に願いを言葉にして耳元でそっと告げるようにしています。
住所:494 Ploenchit Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
アクセス:BTSチットロム駅 E1 出口すぐ(駅から徒歩約1分)
おすすめ時間:午前中(比較的混雑が少なく、写真も撮りやすい)
アマリンドラディラージャ
エラワンプームから徒歩3分。アマリンプラザ前の祠には、インドラ神(帝釈天)が祀られています。ビジネス街に近いこともあり、スーツ姿の参拝者がふらりと立ち寄る姿をよく見かけます。
ご利益は厄除け・仕事運アップ。大切なプレゼンの前、契約を控えた朝、ここで深呼吸をしてから臨むのが、私の“勝負の日”の小さなルーティンです。
住所:Amarin Plaza, 496-502 Ploenchit Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
アクセス:BTSチットロム駅からスカイウォーク直結、徒歩約3分
ヴィシュヌ
アマリンから駅を跨いで反対側、「インターコンチネンタル バンコク」敷地内の祠。ガルーダに乗るヴィシュヌ神(毘紐天)は、守護と幸運の象徴。旅の安全、家庭円満、日々が穏やかに続くことを静かに祈るのにぴったりの場所です。
住所:973 Phloen Chit Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
アクセス:BTSチットロム駅から徒歩約3分
プラ・メー・ラクシュミ
ヴィシュヌの“となり”といえる距離にあるのが、デパート「ゲイソーン(Gaysorn Village)」の屋上庭園にひっそり佇む女神ラクシュミ(吉祥天)の祠。美と豊穣、恋愛運や金運アップにご利益があるとされ、静かに自分と向き合いたいときに訪れたくなります。
参拝者が比較的少なく、都会の真ん中で少しだけ風の音が聞こえるような、やさしい時間が流れます。私のお気に入りの“深呼吸スポット”。
住所:Gaysorn Village, 999 Phloen Chit Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330(4階屋上庭園)
アクセス:BTSチットロム駅直結、館内エスカレーターで屋上庭園へ
プラ・トリムーラティ
ゲイソーンからスカイウォークを渡って「セントラルワールド(旧・伊勢丹前エリア)」へ。ここに鎮座するのが、ヒンドゥー教の三神(ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァ)を一体化したプラ・トリムーラティです。
“GOD OF LOVE”の別名どおり、恋愛成就で全国区の人気。毎週木曜の夜21時前後は赤いバラを手にした人々でぎゅっと賑わいます。私は混雑を避けたいので、夕暮れ時の少し静かな時間に、心の中で丁寧に願いを結びます。
住所:Ratchadamri Rd, Pathum Wan, Bangkok 10330(セントラルワールド前)
アクセス:BTSチットロム駅・サイアム駅からそれぞれ徒歩約5〜8分
プラ・ピッカネート
プラ・トリムーラティの奥に構えるのが、象頭の神・ガネーシャ(歓喜天)を祀るプラ・ピッカネート。商売繁盛・学問成就・金運上昇…「これから一歩を踏み出す」人の背中を、そっと押してくれるような祠です。
2025年も受験生や起業準備中の人の姿が多く、真剣な眼差しにこちらまで背筋が伸びます。新しい挑戦の前に、私もここで気持ちを整えるのが好き。
住所:Ratchadamri Rd, Pathum Wan, Bangkok 10330(セントラルワールド前奥・割と近接)
アクセス:BTSチットロム駅・サイアム駅から徒歩約5〜8分
効率よく巡るルート&小さなコツ
- おすすめ順路:エラワンプーム → アマリンドラディラージャ → ヴィシュヌ → ラクシュミ → トリムーラティ → ピッカネート(所要1.5〜2時間)
- 持ち物:小額のお布施用に細かいバーツ、炎天下の徒歩対策に帽子と水、祈りを込めたい方は生花(トリムーラティは赤いバラが◎)
- 写真マナー:祠の正面を占有しない、参拝の列がある時は順番を守る、フラッシュは控えめに
- 歩き疲れたら:周辺はカフェとモール天国。スカイウォークで日陰移動できるのも嬉しいポイント
まとめ(私の感想)
6つの祠を歩いて巡ると、単なる「観光」よりも、少しだけ静かな自分に会える気がします。人の願いが交差する場所には、やさしい空気が流れるのですね。
私の主観ですが、具体的な言葉で願うほど気持ちが整い、次の一歩が軽くなる――そんな体験を、何度もしてきました。バンコクの真ん中で、祈りと日常が隣り合う午後。あなたの“叶えたい”が、そっと前に進みますように。
忙しい旅の合間にも、心を結ぶ小さな巡礼を。きっと、帰る頃には笑顔が少し増えているはずです。