【2025年版】香りと彩りで旅するタイ料理〜必須ハーブ&野菜ガイド〜
みなさんは、タイ料理にどんなイメージをお持ちでしょうか?
「辛くて刺激的!」という声がまず思い浮かぶかもしれません。でも、私が心に残るのは、口に広がる<香り>と<彩り>でした。
あの香りの重なりこそが、タイ料理の魅力の核です。
ハーブや野菜の個性が活き、その複雑な風味がひとつの物語を紡いでいるようで、まるで五感で味わう旅行のような気分になります。
それでは、2025年現在でもタイ料理に欠かせない、香り豊かなハーブや野菜たちをご案内しましょう。そして最近話題のトレンドや、身近に楽しめるポイントもちらりと。
2025年注目のタイ料理食材をエッセイ風に紹介
パクチー(コリアンダー)
パクチーは、タイ語でも日本語でも「パ(8)ク(9)チー」の語呂合わせから、8月9日が「パクチーの日」として知られているのをご存知ですか?
私の友人と一緒にその日にパクチー料理を楽しむ約束をしたこともあって、その日ばかりは「みんなパクチー好きで集まってる?」と不思議な気持ちになるほど。
2025年の夏は特に、フレッシュなものが手に入りにくい時期でもあり、乾燥パクチーもリモート料理会で大活躍しました。香りをお湯で戻すだけで、まるでタイの路地にいるような懐かしさが広がります。
レモングラスとこぶみかんの葉(カフェライムリーフ)
トムヤムクンの香りの主役と言えば、レモングラスとこぶみかんの葉ですよね。
2025年には、コスモス食品が12種類のハーブとスパイスを石臼で潰し、伝統製法にこだわって作ったフリーズドライの「Calienta トムヤムクン」が話題になりました。本格的な香りが手軽に楽しめる新しいスタイルです。
私も自宅で試してみたのですが、お湯を注いだ瞬間、レモングラスの鮮烈な香りとともに、“タイに瞬間移動”したような気持ちになりました。
バナナの花(ナンプラーン)
初めてタイで出会ったバナナの花は、見た目も味も、まさに“異国の出会い”でした。
2025年、こうしたタイのエスニック食材が日本のフェスや輸入食材店でもちらほら見かけられるようになり、「これは、本場の香りそのまま!」と、思わず嬉しくなりました。
空心菜と青パパイヤ
空心菜のシャッキリ感、青パパイヤのフレッシュな繊維感には、いつも心が踊ります。
2025年の新トレンドとして、沖縄産の青パパイヤを使った国産ソムタムや、空心菜のアヒージョ風アレンジなど、家庭でも気軽に楽しめるメニューが拡がっているのも嬉しいニュースです。
新顔ハーブたち—2025年の広がり
- スイートバジル(ホーリーバジル/ホラパー):香りが濃くカレーや混ぜ麺に好相性。東京のタイ料理店「ティーヌン」などでも注目メニューに使われています。
- タイ風グリーンカレーのレトルト:エスビー食品が幡ヶ谷「タイ料理ミャオミャオ」監修の香り高いグリーンカレーを2025年2月に発売。レモングラス・こぶみかん・スイートバジル入りで、本格派の味が嬉しいです。
あなたのキッチンで始める小さな香りの旅
最後に、私の体験から生まれたレッスンをほんの少し:
- 時にはレトルトやフリーズドライで、本場の香りを手軽に楽しんでみて。
- 乾燥パクチーやハーブもちゃんと香るので、冷蔵庫にストックして時短料理に活用。
- スムージーに青パパイヤを忍ばせたり、バジルで香りのミニガーデンを作ってみるのもおすすめ。
まとめと私の感想
2025年現在、タイ料理の魅力はますます豊かになり、日常に香りの旅を連れてきてくれます。
私は料理を作りながら、「今日はどの香りと出会おう?」とワクワクする瞬間がいちばん好きです。思いがけずスパイスやハーブの香りに包まれると、その日一日の色彩も変わる気がします。
もしまだタイのハーブや野菜に親しみがない方がいたら、小さな一皿から始めてみて。そこから、香りと彩りの“旅”が始まるかもしれません。
私からの感想としては、2025年にもなって、タイ料理の香りと色彩はいっそう自由に、そして身近に広がっていると感じます。小さな工夫が、日常をちょっとだけ特別にしてくれる──そんな魔法を、ぜひあなたも味わってみてくださいね。