タイ旅行の基本情報、もう調べましたか?
例えば宗教や気候、通貨や電圧、寺院を訪れるときの服装…確かにこれは“基本中の基本”だけれど、実はそれ以上に、在タイの私たちが“知っていてよかった”と思う細やかなマナーやルールもあるんです。
ここではそんな、“目に見えないけれど心に響く基本”を、2025年の今らしくお届けします。
タイに旅行に行く前に知っておきたい、ちょっとディープな基本の“今”
僧侶と小さな子どもには、自然に心を向けて
日本の電車の優先席ではご年配や体の不自由な方が優先ですが、タイではそこに“僧侶”が加わります。
オレンジ色のお衣をまとった僧侶を見かけたら、たとえ優先席でなくてもさりげなく席を譲るのが自然な所作です。
特に、女性は僧侶に触れることやお衣に近づきすぎることはタブーともされていて、ひらりと距離を取る勇気も大切。
さらに、小さな子どもが電車やバスに乗ってきたら、“席を譲るのは当然”という優しい文化があります。
そうした光景を見て、「ああ、タイらしいな」と感じられるとき、私は小さな嬉しさを感じるのです。
お酒が買えない時間と“禁酒日”の最新事情
暑いタイで、冷えたビールの誘惑…心惹かれますよね。でも最近は、もっと細やかに“飲める時間”を押さえておくと安心です。
2025年6月27日より施行された新ルールでは、アルコールの販売が許されている時間は、
- 11時〜14時
- 17時〜24時
それ以外の時間帯は、コンビニやスーパーでは買えません。でも、空港、ホテル、エンターテインメント施設での販売は例外です。
さらに、仏教の祝日(例:モカブチャー、ヴィサカブチャー、アサンハブチャーなど)や選挙日には、“禁酒日”があり、丸一日お酒が買えないことも。
「あれ?注文できない!」とがっかりする前に、旅行の日程と照らし合わせて確認しておくと安心です。
電子タバコやVAPEの持ち込みは絶対NG
最近、日本でも普通に見かける電子タバコ(VAPE、加熱式含む)ですが、タイでは完全に違法です。
輸入・販売・所持・使用のすべてが禁止されていて、観光客であっても容赦なく罰の対象に。
罰則も厳しく、場合によっては最高で10年の懲役または高額な罰金に処されることもあります。
私の友人でも、スーツケースに入れていたVAPEが見つかって、大慌てで処理した経験を思い出します。
+α:旅先で“よく耳にするちょっと怖い話”にも触れておきたい
タイは微笑みの国…だけれど、法令は厳格で、一つの油断が旅の雰囲気を一変させることも。
英国政府からも注意喚起が出ており、特に以下のような点にご注意を:
- 公共の場での喫煙、VAPEなどは禁止で、罰金や懲役の対象
- ギャンブルは全土で違法。トランプのカード120枚以上の所持でも逮捕されるリスクも
- ドローンの飛行には事前登録が必要。未登録での持ち込みや操作は罰則対象
- 監獄の環境は過酷。軽い違反でも重大なトラブルに発展することがあります
しっかり楽しむためにも、“ちょっとしたルールへの配慮”って、実は旅の質を高める魔法のようなもの。
まとめ:気配りが、“本当の旅の安心”につながる
宗教への敬意、時間の約束、法律への配慮…これらがいずれも、観光以上の心地良さをくれる文化の一部。
旅行中に「なるほど」と思える小さな驚きを積み重ねていくと、ただの観光が“心に残る旅”へと変わっていきますよね。
個人的な感想:こうしてタイの“目に見えない優しさ”や“ちょっと厳しいけれど深いルール”を知っていくと、旅のたびに、街との距離が少しずつ近づいていくような気がします。そんな“文化との静かな対話”を味わえるのが、旅の醍醐味だったりするんですよね。