こんにちは!
今やインターネットは、私たちの生活になくてはならないインフラですよね。
タイでもそれは同じで、たくさんのインターネットプロバイダーが、私たちの日々の暮らしを支えてくれています。
以前、私が勤めている会社で新しいインターネット回線を選ぶことになり、バンコクで使えるほとんどのプロバイダーについて徹底的に調べたんです。
その調査を通して分かったのは、タイでのネット回線選びは、意外と複雑で、場合によっては高額な初期費用がかかることもあるということでした!
今回は、その時に得た最新情報をもとに、タイの主要なプロバイダーや料金プラン、ビジネス用とホーム用の違い、申し込みのコツ、そして注意点などを詳しくご紹介します。
「うちのコンドミニアム、ネット回線が引けないって言われたんだけど…」
そんなお悩みを持つ方のために、別の解決策もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【2025年版】タイのインターネット回線、プロバイダー、料金プランを紹介!
2025年現在、タイのインターネット市場はめまぐるしく変化しています。高速な光回線が主流になり、各社がユニークなプランやサービスを打ち出しています。
それでは、特に人気のある主要なプロバイダーを一つずつ見ていきましょう!
TRUE (トゥルー)
ウェブサイト:https://www.true.th/
ご存知の方も多いかもしれませんが、Trueはタイで最も知名度の高い通信事業者の一つです。
携帯電話(TrueMove H)、テレビ(TrueVisions)、そしてインターネット回線(True Online)を幅広く展開しており、まさに通信業界の巨人と言える存在です。
私の調査によると、携帯電話回線ではAISがトップシェアですが、固定インターネット回線ではTrueが長らくトップの人気を誇っています。
2025年現在、Trueが提供するインターネット回線は、ほとんどが超高速な光回線(Fiber Optic)プランです。ホーム向けとビジネス向け、両方のプランが充実しています。
【ホーム向けプランの一例】
- True Gigatex Fiber Pro:1 Gbps / 500 Mbps – 999バーツ/月〜
【ビジネス向けプランの一例】
- True Gigatex Fiber Business:1 Gbps / 1 Gbps – 1,299バーツ/月〜
- True Gigatex Fiber Pro Max:2 Gbps / 500 Mbps – 1,599バーツ/月〜
※上記は2025年1月現在の情報です。プランや料金は随時変更される可能性がありますので、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
Trueの魅力は、その安定した回線品質と、充実したサポート体制です。特に、在タイ日本人には嬉しい日本語でのカスタマーサポート窓口もあります(ホームサービスのみ)。
AIS (アドバンスト・インフォ・サービス)
ウェブサイト:https://www.ais.th/en/consumers/fibre/
携帯電話のシェアでタイ国内トップを誇るAISも、近年インターネット回線事業に力を入れています。
その名も「AIS Fibre」。携帯電話事業で培った高い技術力と信頼性で、急速にシェアを伸ばしています。
AIS Fibreは、単にインターネット回線を提供するだけでなく、人気の動画配信サービスや、スマートホームデバイスとセットになったユニークなプランを多数用意しているのが特徴です。
【ホーム向けプランの一例】
- AIS Fibre 2Gbps / 500Mbps – 1,199バーツ/月〜
【ビジネス向けプランの一例】
- AIS Fibre SOHO:500 Mbps / 500 Mbps – 899バーツ/月〜
- AIS Fibre Business:1 Gbps / 1 Gbps – 1,990バーツ/月〜(固定IPアドレス付き)
※上記は2025年1月現在の情報です。AIS Fibreは、Trueと並んで私のおすすめプロバイダーの一つです。
3BB (スリー・ビー・ビー)
ウェブサイト:https://www.fiber.3bb.co.th/main
3BBは、インターネット回線事業を専門とする会社で、リーズナブルな料金プランが人気を博しています。
テスコロータスやBig-Cといった大型ショッピングモールにショップがあることが多く、気軽に相談に行けるのが嬉しいポイントです。
ショップに行けば、その場であなたの住んでいる場所が3BBのサービスエリアか、すぐに確認してくれますよ。
【ホーム向けプランの一例】
- 3BB GIGA TV Package:1 Gbps / 500 Mbps + IPTV – 749バーツ/月〜
【ビジネス向けプランの一例】
- 3BB Corporate:1 Gbps / 1 Gbps – 3,990バーツ/月〜
※上記は2025年1月現在の情報です。3BBはホーム向けプランが特に充実している印象ですが、法人向けのプランも用意されています。申し込み前に必ず確認してください。
タイでのインターネット回線選び、ここが重要!
さて、ここからは私の経験に基づいた、タイでのインターネット回線選びの極意をお伝えしますね。
回線を申し込む方法のおすすめ
タイでインターネット回線を申し込む方法は主に3つあります。
- 1. プロバイダーのホームページからオンラインで申し込む
- 2. 電話で問い合わせ窓口に連絡する
- 3. ショップに直接行って申し込む
私が最もおすすめするのは、3番の「ショップに直接行く」方法です!
なぜなら、1番と2番の方法では、申し込みや確認に信じられないくらい時間がかかることがあるからです…。
以前、オンラインで申し込んでみましたが、ほとんど返信が来ませんでした。また、電話で問い合わせた際も「担当者が確認するのに1週間かかる」と言われたきり、結局連絡はありませんでした。
一方、ショップに行けば、スタッフがその場で希望の回線が利用可能か、建物の情報を入力してすぐに調べてくれます。
「このビルなら大丈夫ですよ!」
と分かれば、その場ですぐに契約手続きまで進められるので、時間と労力を大幅に節約できます。
申し込みに必要な書類
外国人として申し込む場合、通常は以下の書類が必要です。
【ホーム用(個人利用)】
- パスポート
- 在留許可証(ワークパーミット)または長期滞在ビザ
※プロバイダーによっては、タイ人の保証人を求められる場合もありますが、最近は外国人単独での契約が可能なケースが増えています。
【会社用(ビジネスプラン)】
- 会社の登記簿謄本(コピー)
- 会社代表者のパスポート(コピー)と署名、または権限委譲状
※必要書類はプロバイダーやプランによって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
注意点:契約前に確認しておきたいこと
タイでインターネット回線を契約する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
- 1. そもそも回線が引けない場合がある:古い建物や特定のコンドミニアムでは、希望するプロバイダーの回線が引けないことがあります。まずは、居住しているコンドミニアムの管理人に「どこのインターネット会社と契約できるか」を確認してみるのが一番確実です。
- 2. 宣伝速度と実測値に大きな差がある:日本と同様、タイのインターネット回線も「ベストエフォート型」です。これは、あくまで理論上の最高速度であり、実際の速度は場所や時間帯、回線の混雑状況によって大きく変動します。私の経験上、宣伝速度の10分の1程度になることも珍しくありませんでした。あまり期待しすぎず、ゆとりのあるプランを選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。
- 3. オフィスビルでは高額な導入費用が発生することも:新しくオフィスを借りて回線を導入する場合、ビル側から「回線導入費用」を請求されることがあります。都心の一等地にあるビルだと、この費用が非常に高額になることがあり、中には150,000バーツ(約60万円)以上を請求されたケースもあります。これは契約書に記載されているため、事前に必ず確認するようにしてください。
インターネット回線が引けない場合の救世主!
「コンドミニアムの事情で、どうしても固定回線が引けない…」
そんな時でも、タイで快適なインターネット環境を諦める必要はありません!
私のおすすめは、以下の2つの方法です。
- 1. ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi)を利用する:AISやTrue、DTACといった携帯電話プロバイダーは、データ通信専用のSIMカードとポケットWi-Fi端末をセットで提供しています。これなら工事は不要で、電源を入れるだけでどこでもインターネットに接続できます。データ無制限のプランも増えてきており、速度制限がある場合でも、最大10Mbpsや20MbpsといったYouTubeや動画視聴も十分楽しめる速度が提供されています。申し込みは各プロバイダーのショップで簡単にできますよ。【おすすめのポケットWi-Fiプランの一例】
- AIS 5G Max Speed:999バーツ/月〜(データ無制限)
- True 5G Flexi Max:1,199バーツ/月〜(データ無制限)
- 2. スマートフォンをテザリング(デザリング)して利用する:もし、スマートフォンで大容量のデータ通信プランを契約しているなら、テザリング機能を使うのが最も手軽な方法です。スマートフォンをWi-Fiルーターのように使い、パソコンやタブレットをインターネットに繋ぐことができます。追加料金はかからず、スマートフォンの設定画面から簡単にオンオフできます。ただし、テザリング中はスマートフォンのバッテリー消費が激しくなるので、充電しながら使うのがおすすめです。私の個人的なネット環境は、このテザリングをメインで使っていますが、普段使いには全く問題ありません!
テザリングを利用する場合は、お手持ちのスマートフォンが高速な5Gに対応しているかどうか、事前に確認しておくと安心です。
タイのインターネット事情、もっと詳しく!
タイのインターネットは、この数年で驚くほど進化しました。以前は「ネットが遅い」「不安定」というイメージがありましたが、今では日本と遜色ない高速回線が手に入るようになりました。
【タイのインターネット最新トレンド】
- 5Gの普及:携帯電話の通信網は、バンコクをはじめとする主要都市で5Gが当たり前になりました。これにより、モバイルWi-Fiやテザリングの速度も格段に向上し、固定回線の代わりとしても十分に使えるようになりました。
- ストリーミングサービスの普及:NetflixやYouTube、Disney+などの動画ストリーミングサービスが人気を集めており、これらのサービスを快適に楽しむために、プロバイダー各社が高速プランを積極的に打ち出しています。
- スマートホームの進化:Wi-Fiに接続して使うスマート家電も増えています。エアコンや照明、セキュリティカメラなどをスマートフォンで操作するために、安定したインターネット回線は必須のインフラになっています。
私も自宅でスマートスピーカーやスマート照明を使っていますが、タイの回線でも全く問題なく動いていて、いつも感動しています。
こんな時に役立つ!インターネット回線の使い方
タイでのインターネット回線は、単なる通信手段以上の役割を果たしてくれます。
- 仕事:リモートワークやオンライン会議が当たり前の時代、高速で安定した回線は、もはや仕事の生命線です。特にビジネスプランを契約すると、固定IPアドレスが付与されるなど、セキュリティ面も強化されるので安心です。
- エンターテインメント:休日には、大画面のテレビでオンラインゲームや映画を楽しんだり、音楽をストリーミングしたり。高速回線があれば、途切れることなく最高のエンターテインメント体験ができます。
- 学習:オンライン英会話や資格取得のための講座など、オンライン学習の機会も広がっています。快適な回線があれば、学習効率もぐんと上がりますよね。
私自身、オンラインでタイ語のレッスンを受けていますが、回線が安定しているので先生との会話もスムーズで、とても助かっています。
まとめ:タイのインターネットは「賢く選ぶ」が成功の秘訣!
今回は、タイのインターネット回線事情について、盛りだくさんの情報をお伝えしました。
2025年現在のタイは、高速で安価なインターネットが当たり前になり、以前よりもはるかに快適なネット環境を手に入れることができるようになりました。
でも、申し込み手続きが少し面倒だったり、建物によっては回線が引けなかったり…という注意点があるのも事実です。
私自身の感想としては、タイの通信サービスは本当に進化が早いな、と感じています。
数年前までは考えられなかったような速度やサービスが、驚くほど手頃な価格で提供されています。
だからこそ、情報をしっかり調べて、自分に合ったプロバイダーやプランを賢く選ぶことが、快適なタイ生活を送る上での成功の秘訣だと思います。
「なんだか難しそう…」
そう思わず、まずはショップに足を運んでみることから始めてみませんか?
あなたのタイでのネットライフが、より豊かで快適なものになりますように!