皆さん、タイ料理はお好きですか?
「トムヤムクン」や「パッタイ」「グリーンカレー」など、日本でもお馴染みのタイ料理はたくさんありますよね。
今回は、そんな定番メニューではなく、タイに住んでいる私たちが「本当に美味しい!」と太鼓判を押す、地元民に愛される絶品タイ料理を厳選してご紹介したいと思います!
初めてのタイ旅行でも、ちょっと通な気分で楽しめる、とっておきのメニューばかりですよ。
タイ人が愛してやまない絶品料理たち
イサーン地方の絶品鍋「チムチュム」
タイ東北部、イサーン地方で生まれた「チムチュム鍋」。
見た目からは想像できないほど、あっさりとしていて優しい味わいです。
日本の鍋料理にも通じる素朴な美味しさで、タイ料理の辛さや酸っぱさが苦手な方にも心からおすすめしたい一品!
ハーブやレモングラスがたっぷり使われているので、体にも良さそうで、特に女性には嬉しいですよね。
熱した土鍋で、豚肉や野菜を煮込んで食べるスタイルが特徴です。レストランで見かけたら、ぜひ挑戦してみてください!
朝の定番スープ「ガオラオ」
タイ人の朝食として定番なのが、この「ガオラオ」です。
豚の様々な部位や内臓が入った、あっさりとした塩味のスープで、日本のちゃんこ鍋にも似た親しみやすい味わいです。
ご飯と一緒に食べるのがタイ流!
朝から元気をもらえる、心温まる一品です。
タイ風そうめん「カノムジーン」
「カノムジーン」は、まるでタイ風そうめん。
米粉で作られた細い麺に、数種類あるココナッツベースのつけ汁(レッドカレー、グリーンカレーなど)と、たっぷりの生野菜を混ぜて食べるのが一般的です。
屋台やローカルな食堂で、手軽に楽しめるB級グルメ的な要素も魅力。
シャキシャキの野菜と、コクのあるつけ汁の組み合わせが最高に美味しいですよ!
地元民御用達の魚料理「プラーカポン・ヌンマナオ」
タイ料理の魚料理は少し抵抗がある方もいるかもしれませんが、この「プラーカポン・ヌンマナオ」は別格です!
新鮮なスズキを、ニンニクやライム、唐辛子で煮込んださっぱりとした一品。
魚の臭みは一切なく、タイのハーブの香りが食欲をそそります。
多くのタイ人がレストランで注文する人気メニューなので、ぜひ周りを見渡してみてください。きっとたくさんの人が食べているはずです!
病みつきになる辛さ!「トムセープ」
「おいしい!」という意味のタイ語「セープ」が料理名に入っているだけあって、間違いのない一品です。
「トムセープ」は、イサーン料理の絶品スープ。
豚肉の様々な部位が入っていて、先ほどご紹介した「ガオラオ」によく似ていますが、こちらはトムヤムクンのように酸味と辛味が効いています。
辛さの中にも爽やかなハーブの香りが感じられて、一度食べたら病みつきになること間違いなしですよ!
ビールとの相性抜群「コームーヤーン」
タイ料理のおつまみといえば、「コームーヤーン」!
香ばしく炙った豚の喉肉(トントロ)に、特製のタレをつけて食べるシンプルな料理ですが、これがもう絶品なんです。
個人的には「ガイヤーン」(鶏肉の炙り焼き)よりも好きです!
ビールとの相性は言わずもがな。一口食べれば、タイの夜がさらに楽しくなること請け合いです。
タイ風お好み焼き「ホイトート」
「ホイトート」は、サクサクに揚げたお好み焼き風の生地に、牡蠣やムール貝を乗せた、タイのB級グルメ。
カリッとした食感と、シャキシャキのもやしの組み合わせがたまりません!
チリソースをかけて、熱々のうちに頬張るのが一番美味しい食べ方です。
屋台でも気軽に楽しめるので、小腹が空いた時にぜひ探してみてください。
病みつきになるキノコスープ「ゲーンヘッ」
こちらもイサーン料理の「ゲーンヘッ」。
様々なキノコが入ったスープですが、独特の色をしているのが特徴です。
その秘密は、「パラー」という魚を発酵させて作る黒っぽい調味料。
初めて見たときは少し抵抗があるかもしれませんが、一度口にすると、その奥深い味わいと塩気にやみつきになります。
この「パラー」は、イサーン料理には欠かせない調味料で、他にもたくさんの料理に使われていますよ。
タイ料理の新たな楽しみ方:2025年最新トレンド
定番から通な料理までご紹介しましたが、タイの食文化は常に進化しています。
ここでは、最近タイ人の間で人気が高まっている、新たなトレンド料理を2つご紹介します!
1. 南部の辛くて酸っぱいスープ「ゲーンソム」
バンコクのタイ料理は、どちらかというとマイルドな味付けが多いですが、南部の料理はパンチが効いていて、とっても個性的。
中でも「ゲーンソム」は、最近人気急上昇中のメニューです。
タマリンドやターメリック、唐辛子などをたっぷり使った、辛味と酸味が特徴のスープで、魚介や野菜を煮込んで作られます。
一口食べると、その独特の風味が口いっぱいに広がります。
日本の辛いものが好きな方には、ぜひ試してほしい一品です!
2. 週末の定番!タイ式BBQ「ムーガタ」
タイの若者や家族連れの週末の定番といえば、「ムーガタ」です。
鉄板と鍋が一体になったユニークな鍋で、豚肉を焼きながら、野菜や麺を煮込んで食べます。
日本の焼肉としゃぶしゃぶを一度に楽しめるような、夢のような料理なんです!
ローカルな雰囲気の店が多く、賑やかな中でみんなでワイワイ楽しむのがタイ流。
観光客が少ない分、本当のタイの食文化に触れることができますよ。
おすすめレストラン情報
今回ご紹介した料理を、どこで食べたらいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、各ジャンルの料理が美味しい、バンコクのおすすめレストランをいくつかご紹介します。
どこも地元の人に愛されている人気店なので、ぜひ足を運んでみてください!
1. イサーン料理
* サバイ・ジャイ・ガイヤーン(Sabai Jai Gai Yang)
URL:食べログ紹介ページ
住所:85 Ramkhamhaeng 110, Hua Mak, Bang Kapi, Bangkok 10240
アクセス:中心部から少し離れますが、タクシーや配車アプリで訪れる価値ありの有名店。コームーヤーンやトムセープが絶品です。
2. シーフード料理
* T&Kシーフード(T&K Seafood)
URL:食べログ紹介ページ
住所:49-51 Phadung Dao Rd, Samphanthawong, Bangkok 10100
アクセス:MRTワットマンコン駅(Wat Mangkon)から徒歩約5分。活気あふれるヤワラート(中華街)にあり、プラーカポン・ヌンマナオが新鮮で美味しいです。
3. ホイトート(タイ風お好み焼き)
* ナイ・モン・ホイトート(Nai Mong Hoi Thod)
URL:https://www.instagram.com/explore/locations/360036048/nai-mong-hoi-thod/
住所:55 Phlap Phla Chai Rd, Pom Prap, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100
アクセス:MRTワットマンコン駅(Wat Mangkon)から徒歩約10分。熱々でカリカリのホイトートが食べられます。
4. ムーガタ(タイ式BBQ)
* バーン・ムーガタ(Baan Mu Kratha)
住所:1125/2 Thanon Pracha Songkhro, Din Daeng, Bangkok 10400
アクセス:MRTフワイクワーン駅(Huai Khwang)からタクシーで約5分。地元民に人気のムーガタ専門店です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した料理は、どれもタイ人の食生活に深く根ざした、心温まる絶品ばかりです。
タイ料理の魅力は、ただ辛いだけではなく、酸味、甘味、塩味、旨味、そして香りが複雑に絡み合い、奥深い味わいを生み出しているところにあると、私は常々感じています。
観光客向けのレストランも良いですが、一歩踏み込んで、ローカルな食堂や屋台で、今回ご紹介したような料理を試してみてほしいです。
そこにしかない味、そこにしかない出会いが、あなたのタイ旅行を忘れられないものにしてくれるはずです。
この記事を読んで、少しでも「食べてみたい!」と思ってくれたら、これ以上嬉しいことはありません。
ぜひ、次回のタイ旅行で、新しいタイの味を探す冒険に出てみてください!