ご存じの方も多いかもしれませんが、タイという国は、日本の食卓にもよく登場するエビやイカ、カニなど、豊富なシーフードが自慢です。
特にエビは主力輸出産品として、世界各国の舌を楽しませています。
タイを旅すると、海の幸が惜しみなく、そして鮮度抜群で並べられる市場やレストランばかりで、そのバリエーションの豊かさには毎回わくわくしてしまいます。
しかも価格帯も幅広く、日本のように「特別な日に食べる高級グルメ」と構えなくても、気軽にご褒美時間が過ごせるのが嬉しいポイントです。
タイのシーフードは、もはや単なる「食材」を超えています。
地元の人々や、世界中から集まる旅行者たちの毎日を彩り、ときには各人のドラマや思い出の背景さえ作り上げる主役級の存在です。
例えば、日本だったら一尾で数千円もするようなジャンボエビも、バンコクの屋台で思わず“追加!”したくなるほど手軽なのです。
ビニールテーブルの上にのせられ、熱々のまま運ばれてくる海老グリル。その香ばしい香りに誘われ、手で殻をむきながら口に頬張る瞬間ーー「旅行してよかった!」と心から感じる幸せです。
さて、そんなタイ・バンコクで「ここのシーフードは絶対に一度味わってほしい!」というお店がいくつもあります。
どのお店もシーフードへの情熱はもちろん、伝統と進化が交錯する独特の空気感や、お洒落なインテリア、おひとり女子旅・グループ女子会にもぴったりな居心地の良さが魅力的です。
それでは、私が何度も通い詰めた“珠玉の海の幸体験”ができるレストランをたっぷりとご紹介!
バンコクで絶対外せない!珠玉のシーフードレストラン 5選
ソンブーン・シーフード(SOMBOON SEAFOOD)
海老好き、カニ好き、魚好き…どんな海派も虜にしてしまう「ソンブーン・シーフード」。
日本の人気旅行ガイドの常連であり、名物「プーパッポンカリー(カニのカレー炒め)」の発祥店として世界的にもその名が知られています。
その歴史は50年以上!今やバンコク市内で8店舗を展開し、多くの人に愛され続けています。
発祥のストーリーも素敵で、創業者の奥様が家族のために作ったカニカレー炒めが家族中で大好評となり、やがてメニューに加わったことで大ヒット。
一口食べるとカニと卵のふんわり感、スパイスとココナッツの奥行き…思わず顔がほころぶ美味しさです。
エビや貝、ほかにも旬の海鮮メニューが豊富で、毎日のように新しい美味しさに出会えます。
女子友とオシャレにシェアしやすいのも、リピーター続出の秘訣です。
店名:somboonseafood(ソンブーンシーフード)
所在地:895/6-21 Soi Chula 8, Bantadthong Rd., Wangmai, Pathumwan, Bangkok 10330(本店)
連絡先:02-216-4203-5
ジェーゴーキッチン(Je Ngor’s Kitchen)
「ンゴーお姉さんの台所」という愛称も頷ける温かさがにじみ出るジェーゴーキッチン。
創業者ご本人の温かなキャラクターと、食材への並々ならぬこだわりで、ローカルのタイ人女性やグルメな旅行女子たちの間で大評判。
1999年の創業以来、常に新鮮な南タイ直送の海産物と地元農家の無農薬野菜だけが使われます。
お気に入りは、クリーミーなトムヤムスープ!大きなエビがどっさり入って、ココナッツミルクの優しい甘みと爽やかなレモングラスの香りが絶妙なハーモニー。
店内は天蓋の天井や中華風の内装が印象的で、まるで映画の世界に迷い込んだような気分。
英語やタイ語が苦手でも、写真付きメニューで好きな料理を気楽に注文できるので安心です。
女子同士なら、シェアしてお気に入りを探すのも絶対楽しいですよ。
店名:ジェーゴーキッチン
所在地:68/2 SUKHUMVIT 20 SUKHUMVIT ROAD BANGKOK 10110
連絡先:02-258-8008
サボイシーフードレストラン(Savoey Seafood)
創業40年以上、タイのグルメたちに長く愛され続けているサボイシーフード。
プーケット発らしく、毎朝プーケットや各地から仕入れるロブスター・エビ・カニたちが、お店の巨大水槽でイキイキと泳いでいます。
「注文が入ってから水槽から出す」このスタイルこそ、タイ流の新鮮さの証。
清潔でオシャレな店内はギャラリーのような白基調デザイン、ランチの時間は女性ひとりでも気が張らない雰囲気。
複数で訪ねてハーフサイズをいくつか注文、お腹と心を両方満たすランチタイムは最高の贅沢!
そして、お店の窓辺で過ごす時間はSNS映えも抜群。お気に入りの席をぜひ探してみてください。
店名:サボイシーフード(Savoey Seafood)
所在地:120/ 1/4 Sukhumvit 26 Alley, Klongton Klongtoey Bangkok
連絡先:02-020-7462
シーフードマーケットレストラン(Seafood Market Restaurant)
自分へのご褒美ディナーにもぴったりなのがここ「シーフードマーケットレストラン」。
市場さながらの店内には新鮮な海の幸が山のように並び、まずは“自分専用カート”を押しながら、気になった食材をカゴに入れるワクワク感はまさに宝探し。
レジで重さを計り、お会計が済んだら、調理方法や味付けまで自分好みにリクエスト。
「今日はピリ辛蒸しエビ」「カニはパクチー増しで!」なんてオーダーもスタッフは優しく応えてくれます。
寿司や天ぷら、日本食コーナーも人気で、海外在住者や日本人観光客同士の女子会にもおすすめです。
広い店内は家族連れからカップルまで幅広い層でにぎわい、夜になるとさらに華やかな雰囲気へ。
自分で選ぶ特別な一皿は、思い出に残る旅の一コマになること間違いなし。
店名:シーフードマーケットレストラン
所在地:89 Sukhumvit Soi24, (Kasame), Sukhumvit Rd, Klogntoey, Bangkok 10110
連絡先:02-261-2071~5
クアンシーフード(KUANG SEA FOOD)
もっと気軽に、バンコクの下町情緒と元気を体感したいなら「クアンシーフード」がぴったり。
常連さんで溢れる店内の活気と、入口の大水槽に泳ぐ新鮮な魚やロブスターたち。
安心価格で豪快な海鮮ディナーが叶い、しかも写真付きメニューで語学に自信がなくても大丈夫。
何人かで行けば、テーブルいっぱいのタイ料理&シーフードシェアを思う存分楽しめます。
人気はレモングラスや香草が爽やかに香る蒸し魚(プラーヌンマナオ)。暑い日には欠かせない一皿です!
店名:クアンシーフード
所在地:166/1-6 Ratchadapisek Road 10, HuaiKhwang, Bangkok 10310
連絡先:02-645-3939
タイのシーフード文化は、本当に奥深く、ローカル食堂も観光客向けの豪華レストランも、それぞれの魅力と優しさがあります。
最近は、ビーガン・ベジタリアンやグルテンフリーメニューを取り入れるお店、おしゃれなインテリアや一人でも入りやすい雰囲気を重視するレストランがどんどん増えています。例えば、SNS映えする内装が評判の新店舗や、ワークショップイベント付きのお店など、これまでの「大勢でワイワイ」だけじゃない、幅広い楽しみ方が広がっています。
女性目線でいえば、一人旅でも安心して入れる清潔感・ホスピタリティの高さ、スタッフのあたたかいおもてなしもバンコクならでは。
もしあなたがタイ旅行を予定しているなら、ただ「食べる」だけでなく、現地の空気感、ちょっとしたハプニングさえも楽しい思い出に変える“シーフードタイム”をぜひ体験してくださいね。
週末のランチも、夕暮れ時のちょっと贅沢なひとときも、旅好き女性の心を満たす珠玉の一皿たちがきっと見つかるはず。
美味しく楽しい“海の幸タイム”、次回のタイ旅行では忘れられない思い出にしてください。