タイ旅行の楽しみはやっぱり、タイ料理を思いっきり味わうことですよね。
ただ、「これ、美味しい?」と聞く友達の顔を思い浮かべると、「何を頼めばいいの?」って不安になることもあるかもしれません。
たしかにトムヤムクンやソムタムは定番中の定番。だけどせっかくだから、次のステップに踏み込みませんか?
今回はトムヤムクンとソムタム以外で、しかも大抵のレストランや屋台で出会える美味しい4品に、2025年のトレンドを絡めた3品をプラスして、合計〈絶対食べるべき7選!〉をご紹介します。
ぜひ心とお腹を満たす、あたたかくてちょっと贅沢なタイ料理体験を。
1. トム・カー・ガイ(鶏のココナツスープ)
まずは、トムヤムクンとは違う、やさしい白いスープから。
鶏肉とたっぷりのハーブが、ココナツミルクの甘みとぴったり溶け合う、クリーミーな一杯です。
「辛いのに疲れた…」という人にもぴったりで、喉にじんわり染み入る幸せ感があります。
お店によっては少し酸味が効いていたり、まるでシチューのように濃厚だったりもするので、それもまた楽しい個性のひとつ。
ただしハーブは香りのアクセントなので食べられないものも多いので、ご注意を。
2. パックブン・ファイデーン(空心菜のニンニク炒め)
これは「シャキシャキ野菜最高!」派のあなたへ。
中華料理の影響も感じる、空心菜のニンニク炒めです。
パンチの効いたニンニクとピリッとした辛み、青菜の軽やかな歯ごたえ…ご飯にもビールにも寄り添ってくれる“万能おかず”です。
3. ラープ・ムーサップ(豚ひき肉のイサーン風サラダ)
ガパオのようだけどまったく違う、さっぱり&香ばしさがクセになるラープ。
豚ひき肉を茹でたあと、ライム汁や炒ったお米の香ばしさと混ぜて和える、イサーン地方の伝統料理です。
ご飯にのせてもサラダとしても美味しいし、辛さ控えめに伝えればやさしく調整してくれます。「ペット・ノーイ」でどうぞ。
4. コー・ムー・ヤーン(炙り豚トロ)
これはお酒好きに捧げたい一品。
豚トロ(コー・ムー)を香ばしく焼いて、スパイシーなタレをつけていただく…もう、ビールが進むこと間違いなし。
タイの蒸し暑い夜に、冷たいジョッキと一緒に味わいたい“ととのうおつまみ”です。
2025年追加!新しいタイ料理の楽しみ方3選
5. カオソーイ(北部チェンマイ名物・ココナツ麺カレー)
チェンマイ発のカオソーイ、タイの北部を代表する麺料理で、ココナツカレーに揚げ麺がのるゴージャスな見た目と味が魅力。
ミルキーさとスパイスがバランスよく混ざる味わいは、一度食べたらほかの麺では満足できなくなるほど。
最近はバンコクや観光エリアにも専門店が増えていて、旅行者も気軽にチャレンジできるようになりましたよ。
6. ソムオー・ヤム(ポメロのスパイシーサラダ)
ポメロ(ソムオー)を使った爽やかなスパイシーサラダ。
柑橘のほんのりした甘みと酸味、そしてピリ辛が絶妙に調和していて、暑い日のランチにぴったり。
近年は健康志向のトレンドもあり、タイのレストランやカフェで見かける頻度がぐんと増えました。
7. ジュード・ムー・トード(豚ひき肉入り揚げスープ)
これは私の最近のお気に入り。
豚ひき肉を入れて揚げて仕上げるので、とろみとサクサク感が共存する不思議なスープです。
創作系屋台やモダンタイ料理店などで最近増えていて、スナック感覚でつまめる、いまどき感ある一品です。
タイ旅行でこれらを食べるなら、こんなお店がおすすめ
余裕があれば、ちょっと素敵なダイニング体験も合わせてどうぞ?
2025年現在、ミシュランで注目を集めているタイ料理レストランを2軒ご紹介します。
Sorn(ソーン)
タイで初めてミシュラン3つ星を獲得した南タイ料理専門の名店。
シェフのスパックスーン(Ice)さんは、祖母の料理を受け継ぎつつ、南部の食材を繊細に現代的に昇華しています。
南部ならではのスパイスや海鮮の力強さが、ひと口ごとに驚きと感動を与えてくれます 。
-
- 住所:56 Soi Sukhumvit 26, Khlong Tan, Khlong Toei, Bangkok 10110, Thailand
- 予約:毎月15日からメールで応募、25日からTableCheckでも予約受付
- タイ国政府観光庁:https://www.thailandtravel.or.jp/sorn/
Samrub Samrub Thai(สำรับสำหรับไทย)
2023年にミシュラン1つ星を受賞し、2024年のアジア50ベストレストランにもランクイン。
伝統的な地方の料理や失われかけたレシピを再現するスタイルで、まるで“タイの家庭の知恵を再発見する体験”のよう。
まるで身内の食卓に招かれたかのような温かさがあり、特別な気分と味わいが同時に訪れます 。
-
- 住所:39/11 Yommarat Alley, Silom, Bang Rak, Bangkok 10500, Thailand
- HP:https://samrubsamrubthai.com/
- 営業時間:火曜〜土曜夕方〜夜、日月休業
まとめと私の感想
2025年、タイ料理の豊かさはますます広がりを見せているなと感じます。
「王道で安心」のトム・カー・ガイから、「刺激的で心が弾む」ラープまでそのキャパシティは本当に深い。
さらに、北部のカオソーイや、南部のSornのような3つ星体験に出会うと、「やっぱり、食はその土地の文化の扉なんだな」って心から実感します。
私の率直な思いとしては、タイ料理を旅の“単なる食事”と済ませずに、「自分の感性をくすぐる味」を探すって、とても自由で贅沢な体験だと思うんです。
あなたも、どうぞ自分のときめきポイントにぴったり寄り添う一皿と出会えますように。