タイに一人で来る人は、ある程度旅慣れをしている人が多いのではないでしょうか。
バスに乗って田舎のほうまで一人旅…なんてことも朝飯前なのかもしれません。
だけど旅慣れているからこそ、気をつけないといけないこともあります。
現金の管理、人を信用し過ぎない…そんなことは、もう十分わかっているはず。
それでも、タイならではの注意点があります。
タイを一人旅するときは、どんなことに注意したらいいのでしょうか。
タイで一人旅をする際に注意したいポイントを紹介!
仲良くなるのは自由、でもちょっと考えて
女性が一人でタイに来たなら、多分すごくモテます。
男性が一人でタイに来ても、モテます。
道を歩いていれば声をかけられ、お店に入れば従業員から声をかけられ…
いろいろな人から優しくされたり、ちやほやされたりすることでしょう。
そういう人たちと仲良くなったからと言って、すぐに詐欺にあったり物を盗られたりということはないかもしれません。
もし彼らが狙っているものがあるとすれば、それはすぐそこにある金銭ではなく、いつか手にはいるかも知れないもっと大きなものだからです。
仲良くなって恋人になって、結婚するとなると…長い目でみれば、いろいろなものが手に入る可能性がありますよね。
私が思うに、タイ人は「本当に好意だ」と思わせるのが上手。
だからタイでは、色恋沙汰は本当に見極めるのが難しいのです。
まわりから見れば「ん?」と思うようなことでも、当の本人はすっかり騙されているなんてケースもいくつか見てきました。
特に男性は、タイ人女性と知り合う場が多いでしょう。
仲良くなるならないは自由ですし、相手が本気のときも、本当に好意だけのときもあるかもしれません。
だけど仲良くなる前に、ちょっとだけ考えてみてくださいね。
密告制度でリスクは倍増
タイではヤー・バーと呼ばれる覚せい剤が手に入りやすく、しかも安値。
マリファナも入手しやすいでしょう。
もちろん、どちらも違法です。
タイでは密告奨励制度というものがあるのを知っていますか?
麻薬を所持している人を通報すると、奨励金をもらえるという制度です。
たとえば、ゲストハウスなどで意気投合した人と薬を購入したとします。
でも実はその意気投合した人が騙していて、あなたのことを警察に密告してお金をもらう…なんていうケースも。
「絶対に安全、保証する」と言っていた売人自身ガが密告する場合もあります。
どちらにせよ、薬物は違法。
簡単に手に入りそうだからといって、手を出すようなことはやめましょう。
小さなことが大事件に
旅慣れていると、一人でローカルな場所に行くことも多いでしょう。
でももしそういった場所でタイ人と口論になったりしたときは…ケンカをせず、その場を切り抜けるのがベストです。
タイ人はマイペースで、穏やかな印象があるかと思います。
ですが実はキレやすく、ケンカに刃物や拳銃を持ち出すなど、行き過ぎた行動に出る人も。
小さな口論が原因で殺人事件になってしまったケースも少なくありません。
タイを楽しく旅をするためにも、ケンカや争いごとには避けて過ごすようにしましょう。
注意点ばかりを見ていると、タイは危ないところのように見えますね。
でも、そんなことはありません。
のんびりとしておだやかなタイ、一人旅も気軽にできる国でもあります。
注意点を頭の片隅に、楽しい旅をしてくださいね。