タイの4月は、暦の上では旧正月。
「ソンクラン」と呼ばれるこの旧正月は、「水かけ祭り」として世界的にも有名です。
もともとは仏像や目上の方に水をかけてお清めをする儀式だったのですが、
バンコクの暑さも相まって、今では老若男女がバケツや水鉄砲で水をかけ合う、一大スペクタクルとなりました。
さて、大都会バンコクで「ソンクランを思い切り体験したい!」と思ったとき、どこに行くのがベストなのでしょうか?
今回は、特にエネルギッシュに、そして安全に楽しめる2025年最新のスポットを4カ所ご紹介します。
バンコクでソンクランを120%楽しむためのスポット4選(2025年版)
① インターナショナルな熱気!カオサン通り
バックパッカーの聖地・カオサン通りは、水かけ祭りも世界中の人々が入り混じる大騒ぎ。
2025年も夕方から深夜まで、音楽と共に水の嵐が巻き起こります。放水車が登場したり、バケツリレーが始まったり…国籍も関係なく笑顔が飛び交う瞬間が最高です。
ただし人混みは圧倒的なので、スマホや財布は最新の防水対策をお忘れなく。
② ビジネス街の弾けた笑顔!シーロム通り
普段はスーツで歩くビジネス街・シーロム通りも、ソンクランの日だけは一変。
2025年はタイ人や観光客で溢れ、BTS・MRTから降りた瞬間から赤ちゃん連れの家族、友人グループが水鉄砲を構えています。
駅から直近という利便性が高いのと、地元のパーティーピープル感を味わえるのが魅力。爽快ですよ。
③ 夜の大人時間に浸るならRCA
RCA(Royal City Avenue)は夜のクラブ街として知られ、2025年のソンクラン期間中も深夜まで水かけパーティーが続行!
タイミングが合えば、有名DJのパフォーマンスやライトショーもあり、都会のリズムに浸りながらびしょ濡れになる、大人のためのソンクラン体験です。
入場にはクラブチケット代がかかりますが、その分、大人っぽいお祭りを楽しみたい人にぴったりです。
④ 若者のメッカ!サイアム・スクエア
若者が集まるショッピングタウン、サイアム・スクエアも2025年はずぶ濡れパラダイス。
どこかフォトジェニックなこのエリアでは、ショッピングやカフェ巡りを忘れて踊り出す若者たちがいっぱい。
駅を出た瞬間、「あ、今日は祭りだ」と気づくテンションと、笑い声がしっかり味わえるスポットです。
⑤ プラスアルファ:ローカル寺院エリア体験
2025年新たに人気になっているのが、伝統的な寺院エリアで行われるソンクランの静かな祝福式の見学です。
たとえばワット・ボウォニウェートやワット・ベンチャマボピットなどでは、地元の人々が仏像や仏塔に手際よく水をかけながら、静かに祈りを捧げています。
観光の合間に、こうした神聖で穏やかな局面も見学すると、ソンクランの多面性に触れられて旅の深みも増します。
2025年ソンクランをもっと楽しむためのポイント
- 必ず防水カバー付きスマホケースと防水バッグを用意して。
- ずぶ濡れになるので、乾きやすい服装や着替えは必須です。
- 混雑時は貴重品の管理に細心の注意を。スリ対策はしっかりと。
- 水だけでなく泡や色粉が使われることもあるので、目や肌刺激に弱い方は保護メガネや帽子もおすすめ。
- トイレは混み合うため、事前にショッピングモールやカフェを探しておくと安心です。
モデルコース:ソンクランを楽しむ1日プラン(2025年版)
午前:静かな寺院エリアでソンクランの伝統行事を見学し、少しタイ文化にしっとり触れて世界観を整える。
午前後半:サイアム・スクエアへ移動、ショッピングや若者のはしゃぎっぷりに刺激を受けつつ、カラフル屋台でタイ菓子や飲み物を楽しむ。
昼:素敵なカフェ(例:Slow River Caféなど)でランチと休憩を。川沿いで静かにチェンジタイム。
午後:カオサン通りへ移動し、インターナショナルな水かけ祭りに参戦。笑顔と音楽に包まれて全身ずぶ濡れ体験。
夕方:RCAへ向かい、大人のソンクランクラブナイトへ流れ込む。音と光、水しぶきの中で刺激的に1日を締めくくります。
追加ガイド:準備・女性視点での過ごし方・フォトスポット
ここからはさらに一歩踏み込んで、2025年版ソンクランを女性目線で楽しむためのコツをまとめます。旅行準備や安全面はもちろん、SNS映えするフォトスポットまで一挙にご紹介。これだけ押さえておけば安心です。
旅行準備と持ち物リスト
・防水スマホケースとストラップ付きポーチ
・動きやすい速乾素材の服とサンダル
・着替え一式と薄手のタオル
・UV対策(帽子・日焼け止め)
・小銭入れ(紙幣よりも防水性の高いコインが便利)
女性におすすめなのは「濡れても透けにくい色合いの服」。白いTシャツは避けると安心感があります。
女性目線での楽しみ方
友人同士やカップルで参加する際は、テーマカラーを決めたリンクコーデが大人気。
さらに、日中は派手に遊び、夜はホテルに戻ってルーフトップバーで乾杯、というメリハリをつけると疲れも少なくスマートに過ごせます。
女性用トイレは特に混みやすいので、ショッピングモールなどの清潔な施設を事前にリストアップしておくのもポイントです。
おすすめフォトスポット
・カオサン通り:放水車のシャワーを浴びながらの笑顔ショット
・シーロム通り:高層ビルを背景にした水しぶき写真
・サイアム・スクエア:カラフルな屋台とネオンで夜撮影
・ローカル寺院:仏像に水をそそぐタイの人々の真剣な姿
水鉄砲を持ってはしゃぐ一瞬も大切ですが、文化的背景を感じさせる写真を一枚残すと、旅の思い出が一層鮮やかに。
まとめ:笑顔と水があふれる旧正月、ソンクランを存分に
ソンクランとは、ただ水をかけるお祭りではなく、文化と笑顔とリズムが混ざり合うタイの「新年を祝う奇跡の時間」です。
2025年のバンコクでは、伝統とバイブス、おしゃれカフェ、クラブ…あらゆるスタイルが同じ日に交わります。
私自身も2019年のソンクランで思いがけず友だちと水をかけ合い合流した瞬間、「ああ、これがタイだ」と心が震えました。
もしあなたが次の4月にバンコクを訪れるなら、少し勇気を出して水鉄砲を持って出かけてみてください。笑いと驚き、水しぶきに包まれる時間は、きっと一生の思い出に。
今年もソンクランが、あなたにとって「笑顔と涼しさと文化」が溢れる素敵な旧正月になりますように。