トムヤムクンにソムタムにガッパオ…
…タイに来たら食べたい料理が山ほどありますよね。
メジャーなタイ料理はもちろん魅力的だけれど、今回はぜひとも忘れずに――タイラーメン、つまり“クイッティアオ”の世界も味わってほしいのです。
日本のラーメンとは違って、タイラーメンは米麺の種類やスープのバリエーションが豊富で、屋台でも気軽に楽しめるのが醍醐味。
「タイに行ったらクイッティアオを食べ歩きたい!」という方、きっといるはず。そこで、2025年現在、バンコクで“絶対行ってほしい”タイラーメンのお店を、じっくり3店+αご紹介しますね。
2025年最新版!バンコクで絶品タイラーメンが堪能できるお店3+α選
1.ピークガイサイナームプン(アソークエリア)
バンコク初心者にも心強いスポット、アソーク。BTSとMRTが交差するエリアなので、アクセスは抜群。
スクンビット沿いのソイ18を少し奥に入った場所にあるピークガイサイナームプンは、手羽先(ピークガイ)がのったクイッティアオが名物。
じっくり柔らかく煮込まれた手羽先と、もちもちの麺のハーモニーが絶品です。
営業時間は9時〜15時。ランチタイムは混み合うので、ちょっと早めか少しずらして行くと◎。
日本語メニューや麺の説明もあり、タイ語が不安な方にも優しいお店ですよ。
2.ルンルアン(プロンポンエリア)
日本人も多く住むプロンポンから徒歩5分―ソイ26にあるルンルアンは、具材も見た目も親しみやすさ◎。
ルークチン(魚団子)、ひき肉、レバーなど、具材がしっかりのっていて、シンプルだけどまた食べたくなる美味しさ。
8時〜17時営業で朝食にも便利ですが、お昼どきは地元タイ人で賑わっているので、少し時間を外すのがコツ。
https://www.facebook.com/Rungruengnoodles26
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3.Jeib Rod Dee Det(サイアムエリア)
若者も観光客も集まるサイアム駅近くにある老舗クイッティアオ店、Jeib Rod Dee Det。
改装されて清潔感のある店内になっても、変わらない味が多くの人の心をつかんでいます。
スープあり/なしや麺の種類も選べるので、注文に迷う初心者にも嬉しいカスタマイズ性。
お腹ぺこぺこで行くのがおすすめです。
https://www.facebook.com/ReBrandRoddeedet/
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+α.2025年に行きたい、注目のモダン系&ミシュラン方面も
クイッティアオに限らず、「今のバンコクらしい麺体験」なら、次のスポットもぜひリストに加えてみてください。
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- Samrub Samrub Thai(サイアムまたはシーロムエリア)
ミシュラン1つ星を獲得、2023年受賞。シェフご夫妻が地方色豊かなタイの麺や料理を洗練されたスタイルで提供します。2024年にはサラダーンに移転し、新たな注目スポットに。
- Samrub Samrub Thai(サイアムまたはシーロムエリア)
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- Potong(チャオプラヤ川沿い/ソンワット地区)
多くの注目を集めるミシュラン星付きレストラン。タイと中華のフュージョン料理が洗練された空間で楽しめ、建物には歴史と趣も。2023年に星を獲得したシェフPamは、美食界で大注目の存在です。}
- Potong(チャオプラヤ川沿い/ソンワット地区)
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- Nai Mong Hoi Thod(チャイナタウン)
タイの定番ストリートフード、オイスターオムレツでBib Gourmandを獲得した名店です。賑やかなストリート感の中で食べる一皿は、ひと味もふた味も深い体験に。
- Nai Mong Hoi Thod(チャイナタウン)
まとめ:タイラーメンの楽しさは“多様性”と“小さな発見”の旅
バンコクで楽しむクイッティアオの世界、それはまるで“味の小さな冒険”みたい。
アソークのソイ奥で出会う手羽先の染みた米麺、プロンポンの魚団子のほっこり感、サイアムの外観と変わらぬ味、そしてミシュラン星付きのモダンな一杯――同じ“麺”だけど、エリアもスタイルも、味の記憶もそれぞれ違う。
個人的には、こうしたバラエティがあるからバンコクの麺巡りは飽きないし、ついまた“もう1軒だけ…”と、足を延ばしてしまうのだなあ、とにんまり。
それに、この街には“麺だけじゃ終わらない”なにかがある。道の脇にある野菜スタンドやおばちゃんの笑顔、少し先に見える寺院の屋根、路地から香るスパイス──そんな日常の風景が、麺の一杯をいっそう味深くしてくれるんですよね。
感想:バンコクのタイラーメン巡りは、ただの“食”じゃなくて、”旅”を感じさせてくれる体験です。どこかほっとする懐かしさ、でも新しい発見がある。そう思うと、お腹が満たされるだけでなく、心まで満たされるようです。