タイ好きの皆さんなら、イサーン料理という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
イサーンとは、タイの東北地方のこと。その郷土料理であるイサーン料理は、香辛料やハーブをふんだんに使い、辛味、酸味、塩味が効いた、一度食べたらやみつきになる美味しさが魅力なんです。
現地のタイ人にも大人気で、バンコクの街でもたくさんのイサーン料理レストランを見つけることができます。今回は、そんなイサーン料理をバンコクで楽しめる、私が太鼓判を押すお店を5つご紹介しますね!
バンコクで絶品イサーン料理を食べるならここ!おすすめレストラン5選!【2025年最新版】
イサーン料理って、お店によって味が全然違うから、どこに行ったらいいか迷っちゃいますよね。ここでは、地元の人にも観光客にも人気の、絶対に外さないお店を厳選してみました!
1. バンコク在住者御用達の老舗【バーン イサーン ムアンヨット(Baan E-san Muangyos)】
プロンポンにあるバーン イサーン ムアンヨットは、在住日本人にも絶大な人気を誇る老舗イサーン料理店です。
お店の名前は「ムアンヨットさんの家」という意味で、その名の通り、まるで家庭で手作りされたかのような温かくて優しい味が楽しめます。しかも、お値段がとってもリーズナブルで、あれもこれもと色々なメニューを頼んでも、お財布に優しいのが嬉しいポイント。
なんと、夕方から深夜4時まで営業しているので、観光で夕食の時間が遅くなっても利用できるのが便利です。プロンポンには多くの日本人が住んでいることもあり、メニューには写真と日本語が併記されているので、タイ語が分からなくても安心して注文できますよ。
お店のスタッフは皆イサーン地方の出身者だそうで、本場の味を気軽に味わえます。地元タイの有名人もお忍びで訪れるほどの人気店なので、一度は訪れてみる価値ありです!
店名:バーン イサーン ムアンヨット(Baan E-san Muangyos)
所在地:Sukhumvit Soi 31 Sukhumvit Rd, Khlong Toei Nua, Wattana, Bangkok 10110
連絡先:02-662-0479, 089-012-5750
食べログ:バーン イサーン ムアンヨット
2. 誰もが知るイサーン料理の代名詞【ソムタム・ヌア(Som Tam Nua)】
ソムタム・ヌアは、観光客にも地元タイ人にも圧倒的な人気を誇る、イサーン料理の超有名店です。
BTSサイアム駅直結のサイアム・スクエアにあるという、最高の立地も魅力。いつもお店の外まで行列ができていて、店内は活気に満ち溢れています。予約はできませんが、並んででも食べる価値のある美味しさです!
店名にもなっている通り、代表メニューは「ソムタム(パパイヤサラダ)」。他にもたくさんのイサーン料理がリーズナブルな価格で楽しめます。メニューは全てイサーン料理で、写真もたくさん載っているので、タイ語が分からなくても指差しで注文できますよ。
落ち着いたモダンな内装と、ガラス張りのオープンキッチンも素敵。調理の様子を眺めながら、食欲をかきたてられます。バンコクに来たら、一度は訪れてほしいお店です!
店名:ソムタム・ヌア(Som Tam Nua)
所在地:392/14 Siam Square Soi 5, Patumwan, Bangkok 10330
連絡先:0-2251-4880
食べログ:ソムタム・ヌア
3. 世界が認めたミシュランの味【ソムタム ドゥー(SOMTAM DER)】
ソムタム ドゥーは、バンコクだけでなく、ニューヨークやホーチミンにも店舗を持つグローバルなイサーン料理店。
ニューヨーク店はなんとミシュランの星を獲得していて、その味は世界のお墨付き。コスパも非常に良く、「家族や友達と訪れる」がお店のコンセプトになっています。ワイワイと賑やかな雰囲気の中で、美味しいイサーン料理を堪能できます。
こちらのソムタムは種類が豊富で、他のお店ではなかなか食べられないユニークなものもあります。イサーン地方から直接仕入れた食材を使うこだわりも素晴らしい!
一般的なタイ料理でよく使われるナンプラーではなく、プラーラー(発酵させた魚の調味料)を使って、より深みとコクのある本場の味を再現しています。MRTシーロム駅からもすぐなので、アクセスも便利ですよ。
店名:ソムタム ドゥー(SOMTAM DER)
所在地:5/5 Soi Saladaeng, Silom Rd., Bangkok, Thailand
連絡先:02-632-4499
ホームページ:https://www.somtumder.com/home.html
4. ショーも楽しめるエンターテインメントレストラン【ビエンチャンキッチン(Vientiane Kitchen)】
在住日本人からも接待でよく使われるというビエンチャンキッチン。ここでは、美味しいイサーン料理だけでなく、華やかなショーも楽しめるんです!
店内はイサーン地方の雰囲気をイメージした造りで、天井が高く開放感があります。まるで外で食事をしているかのような気分にさせてくれます。ステージが併設されていて、民族衣装に身を包んだダンサーたちがタイの伝統的なダンスを披露してくれます。
日本語を話せるスタッフもいるので、初めての方でも安心して注文できます。メニューについておすすめを聞いたり、世間話をしたり、フレンドリーな接客も魅力です。2階には座敷席もあり、1階とはまた違った雰囲気で食事が楽しめます。
店名:ビエンチャンキッチン(Vientiane Kitchen)
所在地:8 Sukhumvit soi 36 Sukhumvit Rd., Klongton Klongtoey Bangkok 10110
連絡先:02-258-6171
Facebook:https://www.facebook.com/VientianeKitchen/
5. 地元の人に混じって本場の味を【ザップ ワン(Zabb One)】
最後に紹介するのは、観光客が少ないローカルなエリアにあるザップ ワンです。
MRTタイ・カルチャーセンター駅からすぐの場所にあり、周辺には地元の学生や住民が多く住んでいます。活気あふれる店内で、地元の人たちに囲まれながら本場のイサーン料理を味わえます。ローカルな雰囲気を楽しみたい方には、最高の場所です。
メニューは英語表記のものもあり、写真も載っているので安心。かなりの品数があるので、何人かで行って色々な料理をシェアするのがおすすめです。
店名:Zabb One(ザップ ワン)
所在地:Ratchadapisek Road, Huai Khwang, Bangkok
連絡先:081-751-3181
イサーン料理の魅力をもっと深く知る!2025年最新版
イサーン料理は、ただ辛くて美味しいだけじゃないんです。ここからは、その奥深い魅力や、最新のトレンドについてお話ししますね。
イサーン料理の3つの特徴
タイ料理の中でも特に個性が強いと言われるイサーン料理。
その美味しさを形作っているのは、主に次の3つの特徴です。
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1. 強烈な辛味と酸味
たっぷりの唐辛子とライム、タマリンドなどを使い、汗が噴き出るほどの辛さと爽やかな酸味が食欲を刺激します。タイ中部や南部料理に比べて、甘みが少ないのも特徴です。 -
2. 独特な香りのハーブ
パクチー、レモングラス、コブミカンの葉など、香り豊かなハーブをふんだんに使います。特に、**ディル**というハーブは、イサーン料理に欠かせない独特の風味を生み出します。 -
3. 主食はもち米(カオニャオ)
タイ中部ではジャスミンライス(カオホームマリ)が一般的ですが、イサーン地方ではもち米(カオニャオ)を主食とします。もちもちとした食感のもち米は、味が濃いイサーン料理との相性が抜群です。手でちぎって、おかずを一緒に食べるのがイサーン流なんですよ。
2025年、進化するイサーン料理シーン
近年、バンコクではイサーン料理がさらに多様化しています。伝統的な屋台料理から、モダンにアレンジされた高級イサーン料理まで、様々なスタイルのお店が増えました。
【新しいイサーン料理の楽しみ方】
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モダンイサーン料理
伝統的なレシピを尊重しつつ、食材や盛り付けを工夫して、より洗練された味と見た目を提供するレストランが増えています。ミシュランガイドに掲載されるような高級店も出てきています。 -
イサーン料理の食材専門店
バンコクのスーパーや市場では、イサーン地方特有の野菜や香辛料、調味料を専門に扱うお店も見かけるようになりました。自分でイサーン料理に挑戦してみるのも楽しいかもしれません。
イサーン料理初心者におすすめのメニュー!
「辛いのはちょっと苦手…」「何を頼んだらいいかわからない…」という方もご安心を!
まず最初に試してほしい、イサーン料理の定番メニューをいくつかご紹介しますね。
- ソムタム(Som Tam):パパイヤサラダ。辛さや味付けを調整してくれるお店も多いので、最初は「マイペッ(辛くしないで)」と伝えてもOK!
- ガイヤーン(Gai Yang):鶏の炭火焼き。ハーブとスパイスで漬け込んだ鶏肉をじっくりと焼き上げた、香ばしくてジューシーな一品。辛いものが苦手な方でも美味しく食べられます。
- ラープ(Larb):豚ひき肉や鶏ひき肉をハーブとスパイスで和えたサラダ。爽やかな香りとスパイシーな味が病みつきになります。
- コームーヤーン(Kor Moo Yang):豚の喉肉の炙り焼き。脂が乗っていてジューシーで、甘辛いタレとよく合います。
これらの定番メニューをいくつか頼んで、みんなでシェアしながら食べるのがおすすめです。
イサーン料理とドリンクのペアリング
辛いイサーン料理に合わせるなら、やっぱり冷たいドリンクが最高ですよね。
* タイビール(ビア・シン、ビア・チャーン): 炭酸が辛さを和らげてくれて、爽快感が増します。
* タイティー(チャーノムイェン): 濃厚な甘さが辛さをまろやかにしてくれます。
* もち米(カオニャオ): 箸休めならぬ、もち米休め(笑)。辛い料理を食べた後に、もち米を食べると口の中がリセットされて、また次の一口が進みます。
まとめ
イサーン料理という言葉を知らなくても、ソムタムやガイヤーンは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介したレストランは、どこも地元の人から愛され、その味に間違いはありません。私もタイに来てからイサーン料理が大好きになって、今では週に一度は食べないと気が済まないくらいです。
辛いのが得意じゃない方も、きっと一口食べたらその奥深い美味しさにハマってしまうはず!
バンコクの活気あふれる街中で、本場のイサーン料理を囲んで、タイの食文化を体全体で感じてみるのはいかがでしょうか?きっと、忘れられない旅の思い出になりますよ!