タイの街を歩いていると、本当にたくさんの車が走っていますよね。
日本車はもちろん、メルセデスやBMWといった欧州車、韓国やインドのブランドまで、実に25以上の自動車ブランドがひしめき合っていて、その光景はまるで世界の自動車市場を凝縮したみたい!
近年のタイは、平均給与がどんどん上がって生活が豊かになり、車の所有率も年々増加しているそうですよ。
実は、私も5年ほど前にタイで車を買ったんです。
あの時のワクワク感は今でも忘れられません!
実際に車を所有してみると、やっぱり移動がとてつもなく便利で、私のタイ生活はガラリと変わりました。
今回は、そんな私の経験も踏まえつつ、2025年最新版のタイで車を所有することについて、たっぷりご紹介していきますね。
この記事では、タイで車を購入する際のメリットや注意点、知っておくべきこと、そして便利な中古車検索サイトまで、一挙にお伝えします。
これからタイで車の購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
タイで車を購入することのメリット
私が実際にタイで車を購入してみて、心から「買ってよかった!」と感じたメリットを、まずは熱く語らせてください。
もちろん、ちょっとしたデメリットも正直にお伝えしますね。
✨タイの地方に行きやすくなる
タイ国内を移動する交通手段って、電車、飛行機、長距離バスなど色々ありますよね。
でも、電車は行ける場所が限られていたり、長距離バスは乗り場まで行くのが大変だったり、案内がタイ語中心でちょっとハードルが高いんです。
飛行機は早いけど、やっぱり代金が高いし、事前に予約が必要なのが少し億劫。
そんな時、自分の車があるともう最高!
特に、バンコクからちょっと郊外へ出かけるときは、まさに車が大活躍します。
個人的には、これがタイで車を持つ一番のメリットだと思っています。
ちなみに、バンコク中心部の移動は、やっぱり渋滞がひどくて…。
私はBTSなどの電車をよく利用していて、車は週末のお出かけや遠出の時がメインです。
車があれば、観光地として有名なパタヤ、アユタヤ、カンチャナブリはもちろん、旅行ガイドブックには載っていないような隠れた素敵なカフェや自然豊かな場所にも気軽に足を運ぶことができます。
私のタイ生活は、車を手に入れてから格段に楽しくなりました!
✨車の売値が日本より下がりづらい
日本では、車を数年乗ってから売る場合、かなりの価値が下がってしまうのが一般的ですよね。
ましてや10年以上経つと、ほとんど値段がつかないなんてことも…。
でも、タイではちょっと違います。
タイでは車を売却する際でも、車の価値が比較的下がりにくく、良い値段で売れることが多いんです。
その背景には、タイの新車価格が日本よりも高い、もしくは同等であるという事実があります。
タイで売られている新車は、一番安いグレードの車でも約400,000バーツ(約160万円)から。
一方、日本では新車でも100万円以下で買える車もたくさんありますから、タイでの車の価格は、正直なところ「高い!」と感じてしまいます。(これが若干のデメリットでもありますね…)
タイの平均給与水準から考えると、車は本当に大きな買い物。
だからこそ、多くのタイの方は数年ローンを組んで車を買い、大切に長く乗り続けます。
故障しても、人件費が安いタイでは修理代も比較的安く済むので、直して乗り続ける文化が根付いています。
中古車市場にも、20年、30年落ちの車が普通に並んでいて、それなりの値段で取引されているのを見ると、「あぁ、車って本当に大事にされるんだな」と感じます。
こうした背景があるからこそ、私たち外国人が車を売る際も、納得のいく価格で売却できるというわけなんです。
✨新車を購入してから7年間は車検が無いため維持費が安い
私が調べたところによると、タイでは新車を購入してから7年間は車検が不要なんですって!
毎年、税金と強制保険を払うだけでOK。
7年目以降は毎年検査が必要になりますが、検査料自体はとても安く、1000バーツ(約4000円)以下で済むことが多いです。
税金と強制保険の目安は、車種にもよりますが、だいたい年間で2,200バーツ前後(約8,800円)です。
・税金: 約1600バーツ前後/年
・強制保険: 約600バーツ前後/年
また、車の修理にかかる作業工賃も日本より安いので、全体的に維持費が安く抑えられるのは、タイで車を持つ大きな魅力だと思います。
移動がとにかく快適!
これは車を持つことの基本的なメリットですが、タイではこの恩恵を特に強く感じます。
なぜなら、タイの気候は年中暑く、しかも突発的なスコールに見舞われることも多いから。
そんな時、キンキンにエアコンが効いた車の中で、好きな音楽を聴きながら移動できるって、本当に最高なんです!
外の蒸し暑さや大雨を気にせず、いつでも快適に移動できるというのは、タイ生活の質をぐっと高めてくれますよ。
以上が、私が実際に感じたタイで車を購入するメリットです。
では次に、購入方法と注意点について詳しく見ていきましょう。
タイで車を購入する際の購入方法と注意点
いよいよ、具体的な購入方法と、私が「これは知っておいてほしい!」と思う注意点をお話ししますね。
新車?それとも中古車?
まず、一番悩むのがこれですよね。
結論から言うと、私は新車での購入を強くオススメします!
もちろん、中古車の方が初期費用は抑えられますが、タイの中古車市場には、ちょっとした落とし穴があるんです。
中古車のデメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 値段があまり安くない: 新車価格が高いので、中古車も日本に比べて割高です。
- 車体トラブルのリスクが高い: 隠された水没車や事故車に当たる可能性がとても高いです。タイでは、そういった事実を隠して販売する業者も少なくありません。
- メーター改ざん: 走行距離が少なく見せるために、メーターが改ざんされている車に出会う可能性もあります。
- 未整備での引き渡し: 整備が不十分なまま納車されることもあります。
車に詳しくない方が自分で良い中古車を見つけるのは、正直言って至難の業です。
そういったリスクを考えると、少しお金がかかっても、安心して長く乗れる新車を選ぶのが賢い選択だと思います。
新車を購入するなら、必ず正規ディーラーで購入しましょう。
正規ディーラーなら、価格もどこも同じですし、アフターサービスも安心です。
特に、バンコクにはYokota Motorという日産の正規ディーラーがあり、日本人スタッフが常駐していると聞いたことがあります。
購入後のメンテナンスや相談も日本語でできるので、心強いですよね!
どうしても中古車を検討したい場合は、インターネットの中古車検索サイトを利用するか、大通り沿いにある販売店に直接足を運んでみてください。
ただし、個人売買は名義変更の手続きが煩雑だったり、トラブルに巻き込まれる可能性が高いので、できるだけ避けた方が無難です。
購入資金の支払い
タイに住んでいる外国人(タイ人以外)が車を買う場合、一般的には一括払いが主流です。
なぜかというと、外国人はローンを組むのが難しいからです。
会社からワークパーミットを支給されていて、長くタイで働いている方なら、一部利用できるローンもあるようですが、ほとんどの場合は現金一括払いになると思っておいた方が良いでしょう。
もしタイ人の配偶者がいるなら、その方名義で購入すればローンを組むことが可能です。
購入に必要な書類
自動車販売店で車を購入する際には、最低でも以下の書類が必要になります。
- パスポート
- 在留証明書またはワークパーミット
販売店によっては、これ以外にも追加で書類を求められる可能性があるので、事前に確認しておくと安心です。
ちなみに、在留証明書は在タイ日本大使館で発行してもらえます。
必要書類や手続きについては、必ず大使館のホームページで最新情報を確認してくださいね。
購入時にかかる諸費用
新車を買う際、車両本体価格以外にも様々な費用がかかります。
これには、税金、強制保険、そして任意保険が含まれます。
特に、任意保険は保証内容によって金額が大きく変わってきます。
- 税金: 約1600バーツ前後/年
- 強制保険: 約600バーツ前後/年
- 任意保険: 約5000バーツ~20,000バーツ前後/年
※車種によって値段は異なります。
タイの自動車保険には、Aクラス、Bクラス、Cクラスという等級があります。
個人的には、少し高くてもAクラス(約15,000~20,000バーツ前後)の保険に入ることを強くお勧めします!
なぜかというと、タイでは日本よりも交通事故や車両トラブルが起こりやすいからです。
もし事故に巻き込まれた場合、相手が任意保険に入っていなかったり、経済的な理由で賠償金が支払われなかったりすることも考えられます。
そんな時、自分の保険でしっかりカバーできるAクラスに入っておけば、精神的にも金銭的にも安心できます。
どのような保険があるかは、車を購入する際にディーラーがいくつか紹介してくれるので、じっくり検討してみてください。
タイの自動車市場最新トレンド2025
私が車を買った数年前とは、タイの自動車市場も大きく様変わりしています。
特に注目すべきは、EV(電気自動車)と中国メーカーの台頭です!
EV(電気自動車)ブーム到来!
ここ数年、タイではEV車が急速に普及しています。
政府がEV普及を後押しするための補助金や税制優遇策を打ち出しており、バッテリーEV(BEV)の販売台数は2022年に前年の3倍、2023年にはさらに4倍以上と、驚異的な伸びを見せているんです。
バンコク市内を走っていると、以前はほとんど見かけなかったBYDやNeta、MGといった中国ブランドのEVを本当によく見かけるようになりました。
これらのEVは、ガソリン車よりも維持費が安く、充電ステーションも増えているため、特に都会に住む人々の間で人気を集めています。
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タイのEV充電ステーション情報
タイには現在、主要なEV充電ネットワークがいくつかあります。
* MEA EV: タイ首都圏電力公社(MEA)が運営するネットワーク。
https://ev.mea.or.th/meaev/
* PEA Volta: タイ地方電力公社(PEA)が運営。
https://www.peavolta.com/
* PTT EV Station Pluz: タイ国営石油会社PTTが運営。
https://evstationpluz.pttor.com/
* EA Anywhere: 民間企業が運営。
https://www.eaanywhere.com/
スマホアプリを使えば、近くの充電スポットや空き状況が簡単に確認できるので、ガソリン車と同じくらい気軽に利用できますよ。
中国メーカーの躍進
BYD、Neta、MGといった中国メーカーが、価格競争力とデザイン性の高さを武器に、タイの自動車市場で大きな存在感を示しています。
特にBYDのATTO 3は、発売以来、タイで最も売れているEVの一つとなり、街中で本当によく見かけます。
これらのメーカーは、タイ国内に生産拠点を設ける計画も進めており、今後ますます競争が激化していくと予想されます。
日本のメーカーも、トヨタのbZ4Xや日産のARIYAなど、EV市場に本格参入していますが、中国勢の勢いは無視できません。
タイで人気の自動車ブランド(2025年時点)
* トヨタ(Toyota): 依然として市場のトップを走り、耐久性と信頼性で圧倒的な人気を誇ります。
* いすゞ(Isuzu): 特にピックアップトラック市場で強い。
* ホンダ(Honda): シビックやCR-Vなど、セダンやSUVが人気。
* BYD: EV市場で急成長。ATTO 3がベストセラー。
* MG: 上海汽車とタイの企業が合弁で設立したブランド。EVやSUVが人気。
* フォード(Ford): ピックアップトラック「レンジャー」が人気。
タイでの車購入が初めての女性へ。知っておきたい運転のコツ
車を購入して、いざタイの道路を走るとなると、最初は少し不安になりますよね。
特に女性にとっては、運転マナーや交通ルールなど、日本との違いに戸惑うこともあるかもしれません。
でも大丈夫!
少しの心構えがあれば、タイでのドライブライフはとても楽しいものになりますよ。
運転の心構えと注意点
- 譲り合う精神を大切に: タイの道路は、信号が少なく、ロータリーやUターンが多いのが特徴です。日本では「どうぞ、どうぞ」と譲り合うことが多いですが、タイでは少し違います。基本的には、「隙あらば入る」という気持ちで運転することが、スムーズな流れに乗るコツです。もちろん、無理な割り込みは禁物ですが、遠慮しすぎるといつまでも進めなくなってしまうことも…。
- クラクションは「挨拶」: 日本ではクラクションは緊急時や警告に使うことが多いですが、タイでは「今から通りますよ」「前に人がいますよ」といった意味で、軽く鳴らすことがよくあります。必要以上に驚かず、状況を冷静に判断しましょう。
- モーターサイ(バイク)に注意: タイの道路は、バイクが縦横無尽に走っています。特に、信号待ちの車列の横をすり抜けたり、車線変更の際に急に現れたりするので、常にルームミラーやサイドミラーで後方確認を怠らないようにしましょう。
- 交通ルールを守る: とはいえ、飲酒運転やスピード違反は絶対にNG!タイでも取り締まりは厳しく行われています。そして、右ハンドル・左側通行は日本と同じなので、その点は安心ですね。
女性におすすめ!ドライブに便利なアイテム
* 車載スマホホルダー: タイではGoogle Mapsなどのナビアプリが必須です。充電機能付きのホルダーがあれば、バッテリー切れの心配もありません。
* UVカットフィルム: タイの強烈な日差しから肌を守るために、窓にUVカットフィルムを貼るのがおすすめです。日焼け対策だけでなく、車内の温度上昇も抑えてくれます。
* ドライブレコーダー: 万が一の事故に備えて、前後両方を録画できるドライブレコーダーを設置しておくと安心です。タイでは必須アイテムと言ってもいいかもしれません。
タイの中古車を探す際に使えそうな中古車検索サイト
最後に、どうしても中古車を探したい!という方のために、いくつか便利なサイトをご紹介しますね。
Kaidee
https://www.kaidee.com/c10a112-cars/
Kaideeはタイで最も有名なクラシファイドサイトで、ありとあらゆる商品が売買されています。
その中に中古車のカテゴリーもあり、情報量はとても豊富です。
ページはタイ語のみのサポートですが、Google Chromeの自動翻訳機能を使えば問題なく閲覧できます。
ただし、個人売買と販売店が混在しているので、価格が安すぎる車には特に注意が必要です。
One2car.com
https://www.one2car.com/
おそらくタイで最も有名で、掲載台数も豊富な中古車・新車検索サイトです。
こちらもタイ語のみのサポートですが、Google Chromeの自動翻訳を使えばOK。
ページのレイアウトが見やすく、車の写真もたくさん掲載されているので、じっくりと探したい方におすすめです。
MOTORS.CO.TH
https://www.motors.co.th/en
このサイトはタイ語と英語に対応しているので、タイ語が苦手な方でも比較的簡単に車を探すことができます。
こちらも販売店と個人売買が混ざっているので、できれば販売店からの購入を検討しましょう。
まとめ:車はタイ生活を豊かにする最高のパートナー
タイで車を購入する際のメリットや注意点、そして最新の市場動向まで、私の経験も交えながらお伝えしました。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
これからタイに長く滞在する予定の方なら、私は心から車の購入をおすすめしたいです。
もちろん、渋滞や初期費用など、デメリットがないわけではありません。
でも、それを補って余りあるほどの自由と快適さが手に入るんです。
自分の運転で、まだ見ぬタイの美しい景色に出会ったり、週末にちょっと遠出して美味しいご飯を食べに行ったり…。
車を手に入れてからの私のタイ生活は、本当に想像以上に広がりました。
毎日を快適に、そしてもっとアクティブに楽しみたいと思っている方にとって、車は最高のパートナーになってくれるはずです。
さあ、あなたも車を購入して、タイでのドライブライフを是非エンジョイしてみてくださいね!