タイの世界遺産には、何があるか知っていますか?
古都アユタヤは、仏像の頭が根元に組み込まれた木があることで有名ですね。
同じく美しい寺院の残るスコータイも、知っている方は多いでしょう。
でも今回は、「意外に知らないタイの世界遺産」を3つご紹介。
アユタヤやスコータイには行ったことがあるという方は、タイの別の世界遺産を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
意外に知らない!?一度は行きたいタイの3大世界遺産を紹介!
バーンチエン遺跡
アユタヤとスコータイは有名ですが、実はタイにはもうひとつ、世界遺産に登録されている遺跡があります。
それが、バーンチエン遺跡。
在タイ9年目の私も、初めて聞きました。
あまり知られていないのは、アユタヤやスコータイのように華やかな遺跡ではないからかもしれません。
バーンチエン遺跡には、美しい寺院や仏像などはありません。
メインは、バーンチエン国立博物館。
紀元前3000年から2000年頃に作られたとされている、壺やさまざまな道具が展示されています。
また、徒歩15分の場所にあるポーシーナイ寺院には、発掘現場も残されているようです。
アユタヤやスコータイと比べると地味な遺跡ですが、遺跡が好きで、ラオス国境付近のウドンターニー県周辺に行かれる方は、足を延ばしてみるのもいいですね。
ドンパヤーイェン–カオヤイ森林地帯
タイには遺跡のほかにも、世界自然遺産に登録されている場所があります。
ドンパヤーイェン–カオヤイ森林地帯には4つの国立公園があり、その中でも行きやすいのがカオヤイ国立公園。
カオヤイ国立公園へはバンコクから日帰りツアーもあるくらい、観光地としても人気です。
私も何度か行ったことがあるのですが、本当にいろいろな野生動物を見ることができました。
鹿や猿をはじめ、サソリやコブラやワニ、オオサイチョウという鳥も。
もちろん運もあるでしょうが、特にバードウォッチングが好きな方には楽しいのではないでしょうか。
バンコクからの日帰りツアーでは、滝を見るくらいで終わってしまうかもしれません。
動物や鳥の観察をメインにするのなら、周辺に1泊して現地のトレッキングツアーを利用するのがおススメです。
ガイドさんは本当に目ざとく動物を見つけてくれます。
個人で行くよりも、多くの動物や昆虫を見られること間違いなしですよ。
トゥンヤイ–フワイ・カーケン野生生物保護区
トゥンヤイ–フワイ・カーケンは、カカオヤイよりももっとワイルドな世界自然遺産です。
最後の未踏の地と呼ばれるほど、大自然が手つかずの状態で残されているのだそう。
ですが残念ながら、カオヤイのように観光気分で楽しむことはできません。
観光客は立ち入りができないとのことですが、なぜかタイ国政府観光庁のウェブサイトには入場料などの記載がありました。
一部だけが解放されているのかもしれませんが、タイでは突然の変更は日常茶飯事。
興味のある方は、前もって問合せをしてみることをお勧めします。
もし保護区には入れなくとも、近くの国立公園でその地域の自然を楽しむことは可能です。
場所はタイの西側、ミャンマーとの国境近く。
なかなか行きづらい場所ですが、きっと美しい場所なのでしょうね。
機会があったら是非行ってみたい場所です。