パソコンを使用する上で誰しも必ず一度は遭遇するであろうこと、それは・・
「パソコンが重い・・。ぜんぜん動かない!」
パソコンが遅い時の煩わしさは本当にイライラしますよね!これが原因で作業がうまく進められずストレスを感じる人もいるかもしれません。パソコンが重いことをただじっと耐えるのも一つの手ではありますが、できれば原因を知ってうまく対処できるようになるにこしたことはありません。
そこで本日はWindows 10を重くさせる原因と、簡単にできる解決策や高速化に結び付くtipsをご紹介します。
パソコンを重くさせる原因
パソコンを重くさせる原因というのはだいたい決まっております。一番の原因としては、パソコン上でたくさんの処理が動いている為です。パソコン上で何らかの処理が行われており、その処理がたくさん行われていたり、その処理でパソコンのリソースが膨大に取られてしますと、パソコンは遅くなります。具体的は要因は次のものがあります。
Windowsを起動する際に同時に立ち上がるソフトウエアやサービスが多い
何か新しいソフトウエアをインストールすると、ソフトによっては勝手に自動起動されるように設定されるものがあります。例えば、ウイルス対策ソフトや、Skype、windows標準ソフトなどがあります。また、windows 10 ではデフォルトで余計な機能がたくさん有効になっており、そういった機能が知らない内にONになっており、リソースを消費しているのです。尚、OFFしたほうがよいと思われる機能などは解決策の方で記載します。
バックグラウンド処理が稼働している
windows updateや何かのソフトウエアの自動アップデート、dropboxやone driveなのどファイル同期、タスクスケジューラーに登録されいるタスクが処理が原因でパソコンが遅くなることがあります。
たくさんのアプリケーションを立ち上げている
たくさんのアプリケーションを立ち上げすぎており、CPUやメモリーが足りなくなることはよくあります。また、インターネットブラウザソフト(Windows Edge、Google Chrome、Fire Foxなど)のタブをたくさん開きすぎていると、開いている分リソースを消費されてしまいます。
パソコンのメモリの容量が足りていない
パソコンが遅くなる原因で一番が、メモリが足りなくなった時におこります。上記で紹介した要因により、物理メモリを100%近くまで使い果たしてしまうと動作が非常に不安定になります。
尚、物理メモリを100%%使いきってしまうと、パソコンは仮想メモリ(ページングファイル)をというのを代わりに使用して処理を試みます。仮想メモリとは搭載されているハードディスク(HDD)の一部の領域をメモリーのように使用して処理させることです。仮想メモリが使用されている状態になると処理速度が非常に遅くなるため、パソコンは重くなります。
パソコンの内部に不具合が生じている
ハードディスクに欠陥があったり、ハードディスクが断片化してくるとPCが重くなることがあります。先ほど、仮想メモリ(ページングファイル)について説明をしましたが、仮想メモリの使用が増えるとハードディスクの断片化(フラグメント)が発生してしまいます。また、機器本体が長年の使用劣化の為、内部のファンがうまく動作せずPCが熱を持つようになると、熱暴走により動作が不安定になったりする場合があります。
Cドライブの空き容量がない
通常パソコンのCドライブにはOSのシステム領域が入っています。Cドライブの空き容量不足になると動作が非常に遅くなるなどの問題が発生します。
以上がパソコンを重くさせる原因となります。また、根本的にPCのスペックが足りず、動作が遅くなとるということもあります。格安のノートPCなどは、使用しているCPUやメモリーの性能はあまりいいものとはいえません。また、長年しようしているPCなども使用しているうちにパーツが劣化していき、遅くなる原因となります。その場合は、思い切って最新のPCに乗り換えることをおススメします。
次は具体的な対処法や設定の変更方法などをお伝えしていきます。
パソコンが重いと思った際の対処法と高速化へのtips
常駐のアプリを無効にする
パソコンが起動時に一緒に起動するアプリは、設定を変更することによって無効化することができます。
◆常駐のアプリを無効にする手順
Ctrl + Shift + ESCにてタスクマネージャを起動 → [スタートアップ]タブをクリック → 常勤のプログラムを確認し、不要なものは[有効]から[無効]変更するします。ここで[無効]にすると、次回の起動時から対象のソフトが自動起動しなくなります。
※Windows DefenderというWindows 10にデフォルトで搭載されているセキュリティソフトがあり、デフォルトでは有効になっています。但し、すでに違うセキュリティソフトを使用している場合でしたらWindows Defenderは[無効]することをおススメします。理由は[有効]にしているだけでたくさんのメモリーを使用すると言われているからです。
Windows 10の使わない標準機能やバックグラウンドで実行するアプリを無効化する
Windows 10のデフォルトの環境設定では、不要な機能がONになっていたり、Windows アプリのバックグラウンド処理がONになっていたります。そういった設定もできればOFFにすることをおすすめします。
◆不要なWindows アプリのバックグラウンド動作の無効化手順
デスクトップ画面の左下の[windows]画面をクリック → [設定]をクリック → [windowsの設定]画面内の[プライバシー]をクリック → 左にある一覧から[バックグラウンドアプリ]をクリック(下にカーソルするとでてきます。) → バックグラウンドで実行を許可したくないアプリを[無効]にする。
尚、今回はWindows アプリのバックグラウンド動作の無効化手順のみ説明しましたが、Windows 10のデフォルトの環境設定では使用しなそうな機能がたくさんONになっています。おススメは[Windowsの設定]の全ての項目を確認していき、不要思われる機能はOFFをしていくことです。おそらく30分ぐらいあれば全ての設定を確認することが可能です。
できれば、上の[システム]から[更新とセキュリティ]の全ての項目を確認しましょう。
使っていない不要なアプリケーションを削除する
パソコンを新たに購入すると、不要なソフトがたくさんプレインストールされていたり、Winodws 10だと標準でインストールされている「Xbox」や「3D Builder」などのあまり使いそうもないアプリがあります。そういったアプリが入っているだけで、リソースの無駄になりますので削除するようにしましょう。
◆アプリケーションの確認方法
デスクトップ画面の左下の[windows]画面を右クリック → [アプリと機能]をクリック → インストールされているアプリケーションが確認できるので、不要なものは[アンインストール]をする
Cドライブの空き容量を確保する
Cドライブの空きを確保する為に、もし可能でしたらDドライブなど違うディレクトリーにファイルを移動しましょう。例えば、デスクトップ上にあるファイルはCドライブ上にありますので、Dドライブに移動が可能です。また、インターネットで何かをダウンロードした際の保存先フォルダーも、デフォルトですとCドライブです。こちらは、お使いのインターネットブラウザーの設定画面から保存先をDドライブに変更が可能ですので、一度検討してみて下さい。
ディスククリーンアップ、デフラグツールを使用する
ディスククリーンアップやデフラグツールはwindowsのパソコンに標準搭載されています。ディスククリーンアップツールを使うと不要と思われるファイルを削除することができ、パソコンのハードディスクの空き容量を増やすことが可能です。また、デフラグツールは断片化(フラグメント)されたハードディスクを修復してくれます。
◆アプリケーションの確認方法
ディスククリーンアップ → Winキー+R(ファイル名を指定して実行) → cleanmgr.exeと入力し実行 → ディスククリーンアップを行いたいハードディスクドライブを選択します。
デフラグツール → デスクトップ画面の左下の[windows]画面をクリック → アプリケーションの[winndows管理ツール]をクリック(下にカーソルをしていくとあり) → [ドライブとデフラグの最適化]をクリックし、デフラグツールを起動します。
※毎月でデフラグ実行が設定されている場合は、頻繁に行う必要はありません。
立ち上げたソフトで使用しない物は頻繁に閉じるようにする
可能でしたら、アプリケーションやインターネットブラウザのタブを閉じことを心がけましょう。そうすることでリソースが消費されるのをおそえることができます。
可能であれば物理メモリー(RAM)を増設する
メモリーを増設することで、メモリー不足を防ぎ、PCが遅くなることを回避できる可能性があります。但し、使用しているパソコンによってメモリーの増設可能なものとそうでないものがあるので、事前にPCの詳細が載っているホームページなどで確認しましょう。また、物理メモリーの形状も事前に確認しましょう。
以上が、パソコンが重いと思った際の対処法と高速化へのtipsになります。最後にパソコンが重いと思われるときに、どのようにリソースが消費されているか確認ができる、タスクマネージャーというwindows標準のツールをご紹介します。
タスクマネージャーでリソースの使用状態を確認する
Ctrl + Shift + ESCを同時に押すとタスクマネージャを起動できます。下記の[プロセス]タブではどのアプリケーションがどれくらいリソースを消費しているかが確認できます。
下記の[パフォーマンス]タブでは、CPU、メモリ、ディスクなどの、合計消費量とリアルタイムでの使用状況が確認できます。
いかがでしたでしょうか。パソコンが重いと感じた際は、じっと耐えるのではなく是非、原因究明と対処策を行ってみて下さい。そうすることであなたのパソコン作業がもっと快適で効率的になるかもしれませんよ!