近年、タイでもECサイトの利用がとても流行っており、街中や電車の車内で頻繁にECサイトの広告をみるようになりました。ECサイト市場が拡大している背景には、国内の生活水準がどんどん向上してきている点と、スマホの普及率も年々上がっている点があげられます。特にスマホからECに流入する流れは、主要の購買行動になってきているようです。
今回は、タイの主要ECサイトを紹介したいと思います。シェアを調べるのにSimilarWebというリサーチで使用されるサイトのデータを参考にし、2018年1月時点のタイのECサイトのランキングを紹介していきたいと思います。
2019年!タイで人気のECサイトを紹介!
1位 lazada.co.th
https://www.lazada.co.th/
・Total Visits:?約7,800万アクセス/月
タイで一番有名なECサイトでタイ人のみならず、タイに在住の日本人も大体知っているであろう有名サイト。このECサイトの良いところは英語ページの翻訳精度が高く、タイ人でなくても購入を進められる点です。lazadaはタイだけではなく、東南アジアの各国にECサイトを展開しています。
2位 priceza.com
https://www.priceza.com/
・Total Visits:2100万アクセス/月
pricezaはタイで一番有名な価格比較サイトです。ユーザーはpricezaのサイトから価格の比較と商品購入ができます。タイだけでなく東南アジアにも進出しており、インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・ベトナム語にも対応しています。
3位 kaidee.com
https://www.kaidee.com/
・Total Visits?:約1,800万アクセス/月
kaideeはタイのクラシファイドサイトで1番有名なサイトで、CtoBやCtoCの取引がサイト内で行われています。登録されている商品やカテゴリーも多く良いのですが、難点としては現状ではタイ語のみ対応しており、日本人や外国人が購入や商品を掲載するのは少し難しいかもしれません。
4位 shopee.co.th
https://shopee.co.th/
・Total Visits?:約1,200万アクセス/月
shopeeはモバイル特化型オンラインマーケットプレイスで、東南アジアでは以前から利用されていたECサイトでしたが、タイでも昨年リリースされ、その際はタイの有名人を起用した大規模なプロモーションを行っていました。ショッピングアプリも提供しており、スマホユーザーの獲得が見込まれそうです。おそらく、数年後にはさらにシェアを伸ばしてそうな勢いのあるECサイトです。
5位 weloveshopping.com
https://portal.weloveshopping.com/
・Total Visits?:約600万アクセス/月
weloveshoppingはタイで長い間人気のECサイトです。?大手通信キャリアのTrueが運営しております。昨年度まではタイで1位か2位を争うECサイトでしたが、新興のECサイトに押され気味の印象を受けます。但し、weloveshoppingの広告も街中でよく見かけるので、形勢の巻き返しを考えているのかもしれません!
以上が、タイの主要ECサイトの紹介となります。
その他、最近流行っているEC動向について
尚、今回紹介した以外でも最近タイで流行ってい販売手法があります。
それは、SNSを使用したCtoCやCtoBの取引です。タイでは、facebookとlineの利用率が非常に高く、SNS上に商品の写真を掲載して販売しているユーザーがたくさんいます。また、instagramを使用したファッション系の販売ビジネスをしている個人事業主は多いようです。自分の知り合いのタイ人もインスタから見つけたされた洋服をよく購入すると言っていました!
タイのECサイトのまとめとしては、タイのEC市場も確実に拡大しており、ECサイトで商品を購入することはさらに身近になっていくと思います。(日本がそうだったように)
また、タイ人の平均給与額も年々向上しておりますので、そういったこともタイのEC市場を後押ししてくれるかと思います。