タイには、タイ人にも外国人にも人気のある観光地のひとつに、古都アユタヤがあります。
バンコクから北へ約2時間、日帰りでの観光も可能です。
アユタヤへはツアーに参加したり、バスやロットゥーと呼ばれるミニバンで行く人が多いでしょう。
でも実は、列車でも行くことができるというのを知っていますか?
タイの列車は、日本の電車とは違って雰囲気もたっぷり。
古都の魅力溢れるアユタヤに、列車にゆられてのんびりと行ってみませんか?
国鉄列車で約2時間!世界遺産「アユタヤ」の魅力と行き方を紹介
アユタヤってどんなところ?
アユタヤは、3つあるタイの世界文化遺産のうちのひとつです。
1351年から1767年までの約400年もの間、アユタヤ王朝として繁栄していました。
約250年前にビルマ軍の侵攻により滅破壊された姿がそのまま残る遺跡で、有名な仏頭が取り込まれた木の根も、ここアユタヤにあります。
繁栄していた時代を偲ばせる古都アユタヤは、バンコクの煌びやかな寺院とはまた別の時間が流れているような気がします。
タイ旅行に来るのなら、1度は訪れておきたい遺跡です。
アユタヤまでの所要時間
アユタヤへ向かう列車は、バンコクのフアランポーン駅から出ています。
地下鉄MRTのフアランポーン駅からすぐなので、国鉄フアランポーン駅へ行くのに迷うことはないでしょう。
アユタヤに行くことができる電車は、朝の4:20から夜の22:45まで、32本も運行しています。(2019年9月現在)
意外と本数が多いのですね。私は在タイ9年ですが、初めて知りました。
Ordinary、Rapid、Express、Special Expressとあるようですが、アユタヤまでの所要時間はOrdinaryで約2時間、その他では1時間20分から1時間半ほどです。
ただ、出発は遅れるでしょうし、私の経験から言うと列車がフアランポーン駅に入るのにものすごく時間がかかります。
所要時間はExpressなどでも約2時間と思っておいたほうが確実ですね。
駅から観光地まで
私は列車でアユタヤへ行ったことがないので、駅の場所がわかりませんでした。
今回初めてアユタヤ駅の場所を確認してみたのですが、とても観光に便利な場所に位置していたのでびっくり。
アユタヤ駅を降りて川の向こうに渡るボートに乗れば、アユタヤの観光名所はすぐそこです。
仏像の頭を取り込んだ木のあるワット・マハタートも、歩いて20分の距離にあります。
ですが暑いタイで20分も歩くのはとても大変。
アユタヤの遺跡巡りには、自転車をレンタルすることをお勧めします。
船に乗って川を渡ってから借りるようにしましょう。
アユタヤからバンコクへ
帰りは、来た時と同じように川を渡り、駅に戻ってバンコク方面行の列車に乗ればOK。
バンコクからアユタヤの駅に着いたときに、帰りの列車の時間を確認しておくといいでしょう。
アユタヤ県には大きな工場地帯もあり、日本人の在住者もたくさんいます。
私も車で行くことがありますが、予想できない渋滞で時間がかかることも。
車で行っても1時間くらいの道のり、タイの風情ある列車で行くのもいいかも知れませんね。